2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問42 (土木 問42)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問42(土木 問42) (訂正依頼・報告はこちら)

河川法に関する次の記述のうち、河川管理者の許可を必要としないものはどれか。
  • 河川区域内の地下を横断するトンネルの設置
  • 河川区域内の民有地における竹木の伐採
  • 河川区域内での道路橋新設工事に伴う掘削土砂の仮置場の設置
  • 河川区域内に設置されている下水処理施設の排水口付近の堆積土砂の排除

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題は、河川区域内で行われる行為のうち、河川法に基づき河川管理者の許可を必要としないものはどれか問うものです。

 

河川の管理に支障をきたすおそれのある行為は厳しく規制されているため、その境界線を正確に理解しておくことが重要です。

選択肢1. 河川区域内の地下を横断するトンネルの設置

該当します。

選択肢2. 河川区域内の民有地における竹木の伐採

該当します。

選択肢3. 河川区域内での道路橋新設工事に伴う掘削土砂の仮置場の設置

該当します。

選択肢4. 河川区域内に設置されている下水処理施設の排水口付近の堆積土砂の排除

該当しません。

 

河川区域内に設置されている下水処理施設の排水口付近に堆積した土砂の排除は、河川の機能維持を目的とした行為であり、一般的には河川管理者の許可を必要としません。

まとめ

この問題のポイントは、河川の「機能維持」を目的とした行為と、河川の「構造変更」や「利害関係」を伴う行為とを区別しているかどうかです。

 

トンネルの設置、竹木の伐採、土砂の仮置きは、いずれも河川の構造や管理に影響を及ぼす行為であるため許可が必要ですが、下水処理施設の排水口の堆積土砂の排除は河川の機能を正常に保つための行為であり、許可を必要としない場合が多いという点を理解しておくことが重要です。

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02

河川管理者の許可は出題頻度も多いので、ぜひ覚えておきましょう。

選択肢1. 河川区域内の地下を横断するトンネルの設置

必要です。

選択肢2. 河川区域内の民有地における竹木の伐採

必要です。

選択肢3. 河川区域内での道路橋新設工事に伴う掘削土砂の仮置場の設置

必要です。

選択肢4. 河川区域内に設置されている下水処理施設の排水口付近の堆積土砂の排除

不要です。

排水口付近の堆積土砂の排除は、軽微な作業のため、許可は必要ありません。

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