2級土木施工管理技士 過去問
令和6年度(後期)
問122 (薬液注入 問9)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和6年度(後期) 問122(薬液注入 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

溶液型薬液の硬化剤に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 溶液型硬化剤は、粒子を含まないもので、主として砂層での浸透注入に用いられる。
  • 溶液型硬化剤の大部分は有機系の材料であるが、一部無機系も使われている。
  • 無機系硬化剤を用いた薬液のうち中性・酸性系薬液は、アルカリ系無機薬液に比べて、長期の耐久性に優れている。
  • 硬化剤を加えても水ガラスの中の二酸化けい素(SiO2)が完全にゲル化しない場合は、硬化後の耐久性を損ねることがある。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、地盤改良工法の一つである薬液注入工法に用いられる「溶液型薬液の硬化剤」に関する知識を問うものです。

特に、その特性、種類、そして薬液の硬化メカニズムと耐久性への影響について理解しているかが問われます。

 

選択肢1. 溶液型硬化剤は、粒子を含まないもので、主として砂層での浸透注入に用いられる。

適当な記述です。

選択肢2. 溶液型硬化剤の大部分は有機系の材料であるが、一部無機系も使われている。

この記述は適当ではありません。

 

溶液型硬化剤の大部分は無機系の材料です。

選択肢3. 無機系硬化剤を用いた薬液のうち中性・酸性系薬液は、アルカリ系無機薬液に比べて、長期の耐久性に優れている。

適当な記述です。

選択肢4. 硬化剤を加えても水ガラスの中の二酸化けい素(SiO2)が完全にゲル化しない場合は、硬化後の耐久性を損ねることがある。

適当な記述です。

まとめ

各選択肢が、溶液型硬化剤の一般的な性質や、無機系硬化剤による薬液の耐久性に関する事実と合致しているかを確認しながら、適当でない記述を見つけることがポイントとなります。

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