2級土木施工管理技士 過去問
令和7年度(前期)
問35 (土木(ユニットC) 問19)

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問題

2級土木施工管理技士試験 令和7年度(前期) 問35(土木(ユニットC) 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

上水道の管布設工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • 管の布設にあたっては、受口のある管は受口を低所に向けて配管する。
  • ダクタイル鋳鉄管は、表示記号の管径、年号の記号を下に向けて据え付ける。
  • 塩化ビニル管の保管場所は、なるべく風通しの良い直射日光の当たらない場所とする。
  • 鋳鉄管の切断は、直管及び異形管ともに切断機で行うことを標準とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、上水道の管路布設工事において、管の配置、据付け、保管、および切断に関する留意点について問うものです。 

 

各管種の特徴と施工上の注意点を正確に理解しておくことが、管路の耐久性と水質保全のために重要です。

選択肢1. 管の布設にあたっては、受口のある管は受口を低所に向けて配管する。

誤りです。

 

管の布設にあたっては、接合時に管内に空気がたまるのを防ぎ、また、管内に溜まった水をスムーズに排出できるように、受口のある管は受口を高所に向けて配管するのが一般的です。

選択肢2. ダクタイル鋳鉄管は、表示記号の管径、年号の記号を下に向けて据え付ける。

誤りです。

 

ダクタイル鋳鉄管の据付けでは、管に表示されている記号(管径、製造年号など)を、検査や保守がしやすいように上向きに据え付けるのが一般的です。

選択肢3. 塩化ビニル管の保管場所は、なるべく風通しの良い直射日光の当たらない場所とする。

適当です。

選択肢4. 鋳鉄管の切断は、直管及び異形管ともに切断機で行うことを標準とする。

誤りです。

 

鋳鉄管の切断は、直管は切断機で行うことが可能ですが、異形管は形状が複雑であるため、切断機ではなく専用の切断工具や切断機を組み合わせて行うことが多く、切断機のみで行うことを標準とはしません。

まとめ

この問題のポイントは、各種管材の特性と施工上の注意点を正確に理解しているかどうかです。

特に、塩化ビニル管は熱に弱いため直射日光を避けること、鋳鉄管の切断は異形管には切断機が標準ではないこと、そしてダクタイル鋳鉄管の表示記号は上向きにすること、受口は高所に向けるという点を正確に把握しておくことが重要です。

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