二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科1(建築計画) 問22
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科1(建築計画) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
給排水衛生設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 大便器の洗浄弁における流水時の最低必要圧力は、一般に、70kPaである。
- 循環式の中央式給湯設備の給湯温度は、レジオネラ属菌対策として、貯湯槽内で60°C以上に維持する必要がある。
- タンク式トイレの洗浄水量は、サイホン式で10l程度、洗い落とし式で8l程度であるが、4l以下の節水型が普及しつつある。
- 通気管の横管は、その階の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁より、上方10cm以内で横走りさせて配管する。
- 都市ガスの供給方式は供給圧力によって区分されており、低圧供給方式は0.1MPa未満とされている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、大便器の洗浄弁における流水時の最低必要圧力は、70kPaです。
シャワーの最低必要圧力も70kPaですが、近年は40~160kPaと多様です。
2、レジオネラ菌は60度以上で死滅します。そのため、原則60度以上とし、
負荷のピーク時でも55度以上は確保できる計画とする必要があります。
3、近年では節水型も出てきたため、4l 以下のものもあるという点に注意です。
4、通気菅の横菅は、その階の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁より15cm以上上方で横走りさせる必要があります。
5、都市ガスの供給方式は、高圧で1MPa以上、中圧で0.1MPa以上、低圧で0.1MPa未満に分類されます。
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02
通気横走り管は 1/200 の先上がり勾配とし、竪管との接続は、その階の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁より、上方 15センチメートル以上高い位置で行います。よって、「設問4」が不適当です。
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03
設問1 大便器の洗浄時の最低必要圧力は 70 kPa です。シャワーも同様です。
設問2 設問の通りです。最低でも 55 °C の温度を保つ必要があります。
設問3 設問の通りです。
設問4 溢れ縁より 15 センチ以上高い位置に通気管の横管を走らせる必要があります。
設問5 設問の通りです。
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