二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科3(建築構造) 問1
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような断面A及び断面Bにおいて、X軸に関する断面二次モーメントの値の差の絶対値として、正しいものは、次のうちどれか。
- 240×103mm4
- 585×103mm4
- 1,170×103mm4
- 1,215×103mm4
- 2,340×103mm4
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「1,170×103mm4」です。
断面二次モートメントの公式:I = BH³/12
(B:横幅、H:高さ)
今回の断面二次モーメントの差は、20mm × 90mmの断面から
20mm × 30mmの断面を引いて求めます。
[20mm × 90mmの断面]
Ix1 = (20 × 90 × 90 × 90)/12
= 1215 × 10³
[20mm×30mmの断面]
Ix2 = (20×30×30×30)/12
= 45×10³
[断面二次モーメントの差]
Ix = Ix1 − Ix2
= 1215 × 10³ −45×10³
= 1170 × 10³
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02
正解は「1,170×103mm4」です。
断面二次モーメントIは部材の応力度や変形を求めるために必要な係数です。
X軸に対する断面二次モーメント: Ix=BH³/12 (B:横幅 H:高さ)
この場合、[20㎜×90㎜の断面]と[20㎜×30㎜の断面]のそれぞれの断面二次モーメントを求め、[20㎜×90㎜の断面]から[20㎜×30㎜の断面]を差し引いて求めます。
①20㎜×90㎜の断面二次モーメントを求めます。
Ix = (20×90×90×90)/12
= 1,215,000㎜⁴
②20㎜×30㎜の断面二次モーメントを求めます。
Ix= (20×30×30×30)/12
= 45,000 ㎜⁴
③断面二次モーメントの差を求めます。
1,215,000 ㎜⁴ - 45,000 ㎜⁴ = 1,170,000 ㎜⁴ = 1,170×10³ ㎜⁴ となります。
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03
正解は 1,170×103mm4
X軸に関する断面二次モーメントの公式
I = (BH³)/12 より求めます。
Xを軸として、断面Aと断面Bの
断面二次モーメントの差を求めます。
※必要最低限の部分のみで算出します。
断面Aの断面二次モーメント Ia は、
Ia = (20×90³)/12 = 1,215,000 ㎜⁴
断面Bの断面二次モーメント Ib は、
Ib = (20×30³)/12 = 45,000 ㎜⁴
以上より、
I = Ia – Ib = 1,215,000 − 45,000
= 1,170,000 = 1,170 × 10³ ㎜⁴
となります。
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