二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科3(建築構造) 問5
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科3(建築構造) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような荷重Pを受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。
- A:0 B:0 C:引張り
- A:0 B:引張り C:引張り
- A:圧縮 B:0 C:圧縮
- A:圧縮 B:引張り C:圧縮
- A:引張り B:圧縮 C:引張り
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この過去問の解説 (3件)
01
まず0部材を探します。
軸方向力がT字型、L字型になっている場合が0部材になります。
左上においてT字型となり、反対方向の力がないBは0部材になります。
同様に左右対称の反対側の部材も0部材になります。
0部材はないものとしてみることができるので、そうすると中央下側でもT字型になります。
T字型で反対側に力がないためAも0部材になります。
そのため、計算はせずとも選択肢より1が正解となります。
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02
静定トラスの応力性質により、
部材B・部材Aの応力が0になります。
よって、この時点で選択肢1が当てはまります。
(部材Cの軸力Ncの確認)
支点反力は左右対照図形の為、
両端ヒンジ反力は 1/2P ずつ分けられます。
部材C部分を切断して、軸力Ncを求めます。
左側の曲げモーメントを検討すると、
ΣM = 0 = −Nc × l + 1/2P × l
よって、Nc=1/2Pとなります。
→方向を+と仮定した為、引張りとなります。
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03
節点法の解法によって、応力が0になる部材は部材の形状によって分かりますので、それにあてはめると、AとBは応力が0と分かります。
したがって選択肢の中の1が正解となります。
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