二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(建築施工) 問7
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(建築施工) 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- 基盤の深さ―――――――電気探査
- 透水係数――――――――地下水位観測
- N値――――――――――標準貫入試験
- 地盤のせん断強さ――――ベーン試験
- 地盤のS波速度の分布――表面波探査
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この過去問の解説 (3件)
01
1、電気探査は、地下水の帯水層、基盤の深さ等を調査できる方法です。
したがって正しい記述となります。
2、地下水位観測は、ボーリング内の水位より地下水位を調べる調査方法です。
そのためその調査で透水係数を出すことはできません。
透水係数は、揚水試験や透水試験で求めます。
したがって誤りの記述となります。
3、標準貫入試験は、サンプラーを地盤に30㎝貫入させるために必要な打撃回数を計測する試験です。
その際の打撃回数がN値です。
したがって正しい記述となります。
4、ベーン試験は、粘性土地盤のせん断強さを求める試験になります。
したがって正しい記述となります。
5、表面波探査は、地盤のS波速度分布を解明する調査になります。
したがって正しい記述となります。
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02
1、電気探査とは地中に電気を流して電気的性質を測定することにより、基盤の深さなど地盤状況を把握することができる物理探査方法の一種です。
したがって正しい組合せとなります。
2、地下水位観測は既存の井戸やボーリング孔を用いて地下水位を調べる方法です。透水係数は土の中の隙間を水が移動する速度を表したもので、透水試験などによって測定することができます。
したがって誤った組合せとなります。
3、標準貫入試験とは地耐力を測るために行う地盤調査方法です。ボーリングロッドの先端に標準貫入用サンプラーを取り付け、30㎝打込む回数で測定するもので、その打ち込み回数がN値となります。
したがって正しい組合せとなります。
4、ベーン試験とは原位置における粘性土のせん断強さを測定するための試験方法です。
したがって正しい組合せとなります。
5、表面波探査とは地面をゆらした際の地球内部を伝わる横波の速さ(S波速度)分布により、地盤の地耐力を測るための地盤調査方法です。
したがって正しい組合せとなります。
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03
透水係数とは、土中の水の流れやすさを示す数値で、
透水試験により求めることが出来ます。
設問の地下水位観測はその名の通り、
地下水位を観測するためのもので、この方法で
透水係数を求めることは出来ません。よって、誤りです。
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