二級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(建築施工) 問11
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問題
二級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(建築施工) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートの打継ぎ面は、新たなコンクリートの打込み前に高圧水洗し、レイタンスや脆弱なコンクリートを取り除いた。
- コンクリートの締固めにおいては、コンクリート棒形振動機を用いて、その挿入間隔を60cm以下として行った。
- コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が27°Cであったので、150分以内を目安とした。
- 気温が低かったので、打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行った。
- 特記がなかったので、捨てコンクリートの設計基準強度を18N/mm2とし、スランプを15cmとした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、コンクリートの打継ぎ面は、レイタンスや脆弱なコンクリートを取り除き、散水などにより湿潤にしておきます。新たに打ち込むコンクリートと一体になるように処置を行います。
したがって正しい記述となります。
2、コンクリート棒形振動機は挿入間隔を60㎝以下とし、加振はコンクリートの上面にペーストが浮くまでとします。
したがって正しい記述となります。
3、コンクリートの打重ね時間の間隔は、コールドジョイントが発生しないよう,なるべく早期に打ち重ねる必要があります。一般的に外気温が25℃未満の場合は150分、25℃以上の場合は120分を目安とします。
したがって誤った記述となります。
4、気温が低い場合、打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行い、打ち込み後5日以上コンクリート温度を2℃以上に保ちます。
したがって正しい記述となります。
5、特記がない場合、捨てコンクリートの設計基準強度は18N/mm² 程度とし、スランプを15cm程度とします。
したがって正しい記述となります。
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02
1、コンクリートの打継ぎ面は、その部分が欠点とならないように打込み前にレイタンス等を除去します。
また打ち継ぎ面の状態を考慮して散水等で湿潤状態とします。
したがって正しい記述となります。
2、コンクリートの締固めには、コンクリート棒形振動機を用います。
その挿入間隔は60cm以下として、コンクリート上面までセメントペーストが浮き出るように行います。
したがって正しい記述となります。
3、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が25℃未満の場合150分以内、25℃以上の場合120分以内となります。
「外気温が27°Cであったので、150分以内を目安とした」のは不適当です。
したがって誤りの記述となります。
4、気温が低いということは、初期凍害を受ける可能性があるということになります。
打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行う必要があります。
したがって正しい記述となります。
5、特記がない場合、捨てコンクリートの設計基準強度は18N/m㎡、スランプは15cmとなります。
したがって正しい記述となります。
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03
コンクリートの打ち重ね時間の間隔は、
一般的に25℃未満は150分以内、
25℃以上は120分以内を目安とします。
設問は27℃なので、150分だと乾燥するため、
不適当です。
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