二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科3(建築構造) 問5
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問題
二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科3(建築構造) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような外力を受ける静定トラスにおいて、部材Aに生じる軸方向力の値として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、軸方向力は引張力を「+」、圧縮力を「−」とする。
- +4√2kN
- +2√2kN
- −√2kN
- −2√2kN
- −4√2kN
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この過去問の解説 (3件)
01
垂直方向の力の釣り合いを考えます(上向き[+])。
部材Aの軸方向力をNAとします。(引張力[+]が生じていると仮定)
また、直角三角形の長さの比率 [ 1 : 1 : √2 ] から
NAを垂直力に変換します。
この場合、引張力が斜め下に生じていると仮定したので、
垂直力に変換すると
[- NA × ( 1 / √2 )]となります。
垂直力の釣り合いΣY = 0より
-2kN - 2kN - NA × ( 1 / √2 ) = 0
-NA × ( 1 / √2 ) = 4kN
NA = -4/√2 [kN]
したがって5番が正解です。
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02
反力は全て+引張に作用すると仮定します。
A点で切断して左側の部分のみで考えます。
まずD点でのモーメントの合計 MD = 0 なので
-2kN × 4m - 2kN × 2m + HA × 2m = 0
HA = 6kN
次はC点でのモーメントの合計 MC = 0 なので
MC = -2kN × 2m + 6kN × 2m + RA × 2/√2 = 0
RA = -4√2
(この計算では直角三角形の比 1:1:√2 を用いました。)
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03
下段の接点を左からそれぞれB点、C点、D点とします。
反力は引張+と仮定します。
部材Aを含んで切断し、左側で考えます。
部材Aの軸方向力をNAとします。(引張+)
NAを求めるにはNAを直角三角形の比1:1:√2の公式からタテ・ヨコ方向に分解し、ΣY = 0より、
-2kN - 2kN - NA × ( 1 / √2 ) = 0
-NA × ( 1 / √2 ) = 4kN
NA = -4/√2 kN
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