二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問1
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問題
二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
下に示すネットワーク工程表に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- この工事全体は、最短15日で終了する。
- A作業の所要日数を1日短縮しても、この工事全体の作業日数は変わらない。
- D作業の所要日数を3日短縮すると、この工事全体の作業日数は、2日の短縮となる。
- E作業が終了しなければ、G作業は開始できない。
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この過去問の解説 (3件)
01
不適当なものは「D作業の所要日数を3日短縮すると、この工事全体の作業日数は、2日の短縮となる。」です。
各工程ルートにおける作業日数を算出します。
A→E→F→H=6+1+3+3=13日
A→E→G→H=6+1+4+3=14日
B→C→F→H=2+5+3+3=13日
B→C→G→H=2+5+4+3=14日
B→D→G→H=2+6+4+3=15日
よってクリティカルパスが15日となり、この工事全体は、最短15日で終了します。
したがって正しい記述となります。
A作業の所要日数を1日短縮した場合のルートを算出します。
A→E→F→H=5+1+3+3=12日
A→E→G→H=5+1+4+3=13日
B→C→F→H=2+5+3+3=13日
B→C→G→H=2+5+4+3=14日
B→D→G→H=2+6+4+3=15日
上記より1日短縮してもこの工事全体の作業日数は変わりません。
これはクリティカルパスとなるルートにA作業が直接関係していないためです。
またAを通るルートとクリティカルパスのルートで合流する点(Dルートの後)までの合計日数で判断すれば何日まで短縮できるのかわかります。
したがって正しい記述となります。
D作業の所要日数を3日短縮した場合のルートを算出します。
A→E→F→H=6+1+3+3=13日
A→E→G→H=6+1+4+3=14日
B→C→F→H=2+5+3+3=13日
B→C→G→H=2+5+4+3=14日
B→D→G→H=2+3+4+3=12日
そのためクリティカルパスが変わり、全体工期は14日となり1日の短縮となります。
したがって誤りの記述となります。
ダミーがあるためC作業、D作業、E作業が終了しなければG作業は開始できません。
したがって正しい記述となります。
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02
◆工程経路ごとに日数を計算します。
①A→E→F→H = 6+1+3+3 = 13日
②A→E→G→H = 6+1+4+3 = 14日
③B→C→F→H = 2+5+3+3 = 13日
④B→C→G→H = 2+5+4+3 = 14日
⑤B→D→G→H = 2+6+4+3 = 15日
最も時間のかかるパス(クリティカルパス)を探します。上記より15日が最長経路となりますので、正しい記述となります。
Aの作業がある①と②の経路を1日減らしても⑤はそのままとなりますので、全体の作業日数は変わりません。よって、正しい記述となります。
Dの作業がある⑤の経路を3日減らすとクリティカルパスは14日となり、1日の短縮となります。よって、誤った記述となります。
ダミー線は相互関係を表します。C、D、Eの作業が終了しなければGの作業を開始できませんので、正しい記述となります。
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03
まず、各工程経路ごとの日数を計算します。
①A→E→F→H = 6+1+3+3 = 13日
②A→E→G→H = 6+1+4+3 = 14日
③B→C→F→H = 2+5+3+3 = 13日
④B→C→G→H = 2+5+4+3 = 14日
⑤B→D→G→H = 2+6+4+3 = 15日
最初の作業から最後の作業に至る最長のパス(クリティカルパス)は15日となります。
正しい記述です。
Aの作業がある①と②の経路を1日減らしても⑤はそのままとなりますので、全体の作業日数は変わりません。
正しい記述です。
Dの作業がある⑤の経路を3日減らすとクリティカルパスは14日となり、1日短くなります。
誤った記述です。
ダミーは作業の相互関係だけを示し、実際の作業を含んでいない矢線です。C、D、Eの作業が終了しないとGの作業は開始できません。
正しい記述です。
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