二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問6

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 地盤のせん断強さ---------ベーン試験
  • 地盤の粒度分布-----------平板載荷試験
  • 地盤構成-----------------ボーリング
  • 地下埋設物の調査---------電磁波探査法
  • N値----------------------標準貫入試験

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。


1、ベーン試験は地盤のせん断強さを求める試験です。
したがって正しい記述となります。

2、平板載荷試験は地盤の支持力を求めるための原位置試験です。
地盤の粒度分布は粒度試験によって求めます。
したがって誤りの記述となります。

3、ボーリングは掘削機で穴を掘ることや試験採取を行うことを言います。
したがって正しい記述となります。

4、電磁波探査法によって地下埋設物の調査をすることができます。
したがって正しい記述となります。

5、標準貫入試験はN値を計測することができます。
N値はサンプラーを30㎝貫入させるために必要な打撃回数を指します。
したがって正しい記述となります。

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02

正解は2です。

1 .ベーン試験とは、原位置でロットの先端に取り付けた十字形のベーンを地中に押し込み、回転させるときの抵抗値から粘性土のせん断強さを求めるものです。軟弱な粘性土層に適用性が高い試験です。
正しい組合せです。

2 .平板載荷試験 とは、構造物を設置する地盤に載荷板を通じて荷重を加え、荷重と沈下の関係から地盤の支持力を求める原位置試験です。地盤の粒度分布は粒度試験によって求めます。
誤った組合せです。

3 .ボーリング とは、地盤構成の確認や土質試験用試料の採取、標準貫入試験、孔内載荷試験などの原位置試験を行うための孔を掘る作業です。
正しい組合せです。

4 .電磁波探査法とは、電磁波を利用して地下浅部分の地盤構造、空洞、埋設物などを非破壊的に探査する方法です。
正しい組合せです。

5 .標準貫入試験とは、ボーリング孔を利用して、原位置における土の硬軟、締まり具合の相対値を知るためのN値を求める試験です。
正しい組合せです。

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03

正解は2です。

1.ベーン試験は軟弱地盤のせん断強さを測る試験となりますので、正しい組合せとなります。

2.地盤の粒度分布は粒度試験によって地盤の粒度を調査するものです。平板載荷試験は直径30cmの円盤に鉛直荷重を加え、荷重と沈下量から地盤の地耐力を求めます。したがって誤りの組合せとなります。

3.ボーリング調査とは地層構成や深度、地盤強度を調査するものなので、正しい組合せとなります。

4.電磁波によって地下埋設物などの状況を調査しますので、正しい組合せとなります。

5.標準貫入試験によるN値は63.5kgの重りを75cmの高さから自由落下させ、サンプラーを30㎝貫入させるために必要な打撃回数を示しますので、正しい組合せとなります。

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