二級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(建築施工) 問11

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問題

二級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(建築施工) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 普通コンクリートの気乾単位容積質量を、2.3t/m3とした。
  • コンクリートのワーカビリティーを改善し、所要のスランプを得るため、AE減水剤を使用した。
  • 軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送によってスランプの低下等が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
  • 荷卸し時のコンクリートにおいて、空気量が指定された値に対して、-1.0%であったので、許容した。
  • コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回、かつ、コンクリート200m3ごとに1回行った。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。


1、普通コンクリートの気乾単位容積質量は2.1t/㎥を超え2.5t/㎥以下となります。
したがって正しい記述となります。

2、AE減水剤は単位水量を減少させることでワーカビリティーの改善をし、所要のスランプを得ることができます。
したがって正しい記述となります。

3、軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送中に吸水によってスランプの低下が生じないようあらかじめ吸水させる必要があります。
したがって正しい記述となります。

4、荷卸し時のコンクリートにおいて空気量の許容差は±1.5%になります。
したがって正しい記述となります。

5、コンクリートの強度試験は、打ち込み区画が150㎡を超える場合は150㎡以下ごとに分割して行う必要があります。
200㎥では150㎡を超えているので2回行う必要があります。
したがって誤りの記述となります。

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02

正解は5です。

1 .普通コンクリートの気乾単位容積質量は約2.3t/m³、鉄筋を含むと2.4t/m³です。
正しい記述です。

2 .AE減水剤とはAE剤と減水剤の効果を併せ持つ混和材です。コンクリートに空気泡が入る分、空隙が多くなるので圧縮強度はやや低下しますが、流動性が大幅に改善され、AE剤より更に単位水量を少なくすることができます。その分、強度を変えることなく単位セメント量も減少することができます。
正しい記述です。

3 .軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送によってスランプの低下等が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させたものを使用します。
正しい記述です。

4 .荷卸し時のコンクリートの空気量の許容差は±1.5%です。
正しい記述です。

5 .コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回、かつ、コンクリート150m³またはその端数ごとに行います。
誤った記述です。

参考になった数5

03

正解は5です

1.普通コンクリートの気乾単位容積質量はは約2.3t/m³、鉄筋が含まれると2.4t/m³となりますので、正しい記述となります。

2.コンクリートのワーカビリティーを改善し、所要のスランプを確保する為にAE減水剤を使用しますので、正しい記述となります。AE剤よりも単位水量を少なくする事ができます。

3.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、コンクリートの輸送によって給水によるスランプ低下等が生じないよう、あらかじめ十分に吸水させたものを使用しますので、正しい記述となります。

4.荷卸し時のコンクリートにおいて、空気量の規定値に対する許容差は±1.5%の為、正しい記述となります。

5.コンクリートの強度試験は、レディーミクストコンクリート工場及びコンクリートの種類が異なるごとに1日1回、かつ、コンクリート150m³またはその端数ごとに行いますので、誤った記述となります。

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