二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科1(建築計画) 問11
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問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科1(建築計画) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 収納ユニット(幅2,400mm、奥行600mm)、シングルベッド2台、ナイトテーブル2台及び化粧台がある夫婦の寝室の広さを、内法(のり)面積で15m2とした。
- 和室を江戸間(田舎間)とするに当たって、柱と柱の内法寸法を、基準寸法(畳の短辺寸法)の整数倍とした。
- 食器棚(幅1,800mm、奥行450mm)と6人掛けの食卓があるダイニングの広さを、内法面積で13m2とした。
- 電灯の壁付きスイッチの高さを、床面から1,200mmとした。
- 屋内階段における手摺の高さを、踏面の先端の位置から800mmとした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.設問通りです。
シングルベット2台を置く寝室の大きさは、
約8帖といわれています。
㎡を帖数に直すには、㎡/1.65 = 帖となります。
15㎡/1.65=約9帖 です。
収納部分 2.4 × 0.6 / 1.65 = 0.87帖
となるため15㎡は妥当な大きさとなります。
2.誤りです。
設問は、京間の説明(ダブル)となります。
江戸間は、柱と柱の芯々寸法(シングル)となります。
3.設問通りです。
6人かけのダイニングテーブルを置く場合、
13㎡以上必要とされています。
4.設問通りです。
スイッチの位置は、1200mm程が推奨されています。
車椅子の方も手が届きやすい高さであり、
小さい子供がいたずらしない高さとなります。
5.設問通りです。
階段等の手すりは80~85cmが推奨となります。
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02
2人部屋の算定は 15.0÷(1.8×0.9)=9.25帖 になります。
2人部屋は 8帖+収納スペース と考えると妥当であると考えられます。
2. 記述は不適当です
江戸間は、3尺(909㎜)のグリッドで柱を割り付け(シングルグリッド)て設計しますので、室内の割り付けは調整しなければなりません。京間は。室内3.15尺グリッドと柱グリッドの混在(ダブルグリッド)で形成されており、室内の割り付けは比較的容易になります。
3. 記述は正しいです
ダイニングの算定は 13.0÷(1.8×0.9)=8帖 になります。
ダイニングは 6帖+収納スペース と考えると妥当であると考えられます。
4. 記述は正しいです
スイッチ類の高さは110~120㎝とされていますが、ユニバーサルデザインを考慮して100~110㎝とする計画をすることもあります。
5. 記述は正しいです
手摺の高さは80~85㎝程度で設置されます。2段手摺の場合は、下段の手摺高さは60~65㎝程度とします。
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03
夫婦寝室の広さは洋室にシングルベット2台置く場合13㎡以上とします。
内法面積15㎡は妥当な大きさです。
2.誤りです。
江戸間は柱の中心間隔を基準寸法の整数倍としています。
柱と柱の内法寸法を基準寸法にするのは京間の構法です。
3.設問通りです。
6人掛けの食卓があるダイニングの広さは食器棚を含め13㎡以上が一般的です。
4.設問通りです。
スイッチの取付高さは床面から1200mmが標準です。
5.設問通りです。
屋内階段の手すりの高さは踏面の先端から80~85㎝が推奨されています。
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