二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科1(建築計画) 問16
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問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科1(建築計画) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
建築物の各室の内法(のり)寸法による所要床面積に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 特別養護老人ホームにおいて、定員1人の居室の床面積を12m2とした。
- 軽費老人ホーム(ケアハウス)において、定員1人の居室の床面積を24m2とした。
- 病院において、定員4人の小児用病室の床面積を20m2とした。
- 保育所において、4歳児を対象とした定員20人の保育室の床面積を44m2とした。
- 保育所において、乳児及び2歳未満の幼児を対象とした定員10人のほふく室の床面積を28m2とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.設問通りです。
特別養護老人ホームの1人あたりの居室に
必要な面積は10.65㎡/人です。
12㎡は妥当となります。
2.設問通りです。
軽費老人ホーム(ケアハウス)の1人あたりの
居室に必要な面積は、21.6㎡/人です。
設問の24㎡は妥当となります。
3.設問通りです。
小児用病室の1人あたりの床面積は通常病室の2/3となります。
通常の病室は、1人あたり6.4㎡/人となるため、
小児用病室の場合は、6.4 × 2/3 = 4.26㎡/人です。
よって、4人の場合は、4.26 × 4 = 17.04㎡となります。
よって設問の20㎡は妥当となります。
4.設問通りです。
保育所の保育室の床面積は1人あたり1.98㎡/人以上必要です。
1.98 × 20 = 39.6㎡となるため、設問の44㎡は妥当です。
5.誤りです。
ほふく室に必要な乳児1人あたりの必要面積は3.3㎡/人となります。
立位で歩き回る幼児よりも、1人あたりの床面積がほふく室は必要となります。
10人の場合33㎡必要となるため28㎡は不適となります。
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02
特別老人ホームの定員1人当たりの床面積は10.65㎡以上です。
12㎡は適しています。
2.設問通りです。
ケアハウスの定員1人当たりの床面積は21.6 ㎡以上です。
24 ㎡は適しています。
3.設問通りです。
病院の小児科病室の患者一人当たりの床面積は、一般病棟の患者一人当たりの2/3以上としています。一般病棟の患者一人当たりの面積は6.4 ㎡以上なので
6.4 × 2/3 × 4 = 17.07 ㎡
20 ㎡は適しています。
4.設問通りです。
保育所の保育室の床面積は、一人当たり1.98 ㎡以上です。
1.98 × 20 = 39.6 ㎡
44 ㎡は適しています。
5.誤りです。
保育所は乳児及び2未満の幼児を入所した場合、ほふく室を設けなければなりません。
また、ほふく室の床面積は一人当たり3.3 ㎡以上です。
3.3 × 10 = 33 ㎡
28 ㎡では5 ㎡足りません。
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03
厚労省の設備基準より特養老人ホームの個室床面積は10.65㎡以上とします。
2. 記述は正しいです
厚労省の設備基準より特養老人ホームの個室床面積は21.6㎡以上とします。
3. 記述は正しいです
一般病室は6.4㎡/床で小児病室はその2/3であるので
4人小児病室は 6.4×4×2/3≒17.0㎡ となり、妥当な計画であると言えます。
4. 記述は正しいです
保育室は1.98㎡/人以上とすることから
20人保育室は 1.98×20=39.6㎡ となり、妥当な計画であると言えます。
5. 記述は不適当です
ほふく室は3.3㎡/人以上とすることから
10人ほふく室は 3.3×10=33㎡ となり、狭小な計画となります。
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