二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科3(建築構造) 問3

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科3(建築構造) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような荷重を受ける単純梁のA点における曲げモーメントの大きさとして、正しいものは、次のうちどれか。
問題文の画像
  • 10kN・m
  • 12kN・m
  • 14kN・m
  • 16kN・m
  • 18kN・m

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。


A点から左に4mの支点をB、右側に4mの支点をCと仮定します。
まずA点でのモーメントを求めるため、B点の反力を求めていきます。

ΣMc = 0 より
−2kN×10m + Vb×8m − 12kN×2m = 0
Vb = 5.5kN (上向き)

続いてMaを求めるためにA点で切断した左側の図を書きます。
ΣMa = 0 より
−2kN×6m + 5.5kN×4m + Ma = 0
Ma = −10kN・m
今回は符号等は関係なく「大きさ」なので、Ma = 10kN・mと考えます。

よって
Ma = 10kN・mで、正解は 1 となります。

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02

単純梁を求める設問になります。

前提として左支点の垂直反力をVlとします。
また、右支点のモーメントをMr、A点のモーメントをMAとします。

• 右の支点から生じるモーメントを求めます。
   Mr = −8 × Vl + 2 × 10 + 12 × 2 = 0
    8Vl = 44     
  よって、Vl = 5.5 kN     です。
  
• A点で生じる左側のモーメントを求めます。
   MA = 4 × 5.5 − 6 ×2 = 10

 したがって、1 の 10 kN  が正解となります。

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