二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科3(建築構造) 問4
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科3(建築構造) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような外力を受ける静定ラーメンにおける曲げモーメント図の形として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、曲げモーメント図は、材の引張側に描くものとする。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
• 右側の支点はローラーで、水平に力が生じた場合右側柱には水平力は生じません。
よって、モーメントは生じない事になります。
• 左側の支点はピンで、柱に曲げが生じた場合部材に引張が生じる側にモーメント表記がされます。
よって、4.が正解になります
参考になった数9
この解説の修正を提案する
02
まず左下から支点をA、左上をB、中央上をC、右上をD、右下をEと仮定します。
そしてそれぞれの支点で切断した図を描きそれぞれの支点でのモーメントを求めていきます。
その際にモーメント図を書く側は材の引張側となります。
まずA点とE点は M = 0 となります。(切断するとモーメントが何もないため)
続いて他のモーメントを算出するために反力Va、Ha、Veを求めていきます。
まず ΣX = 0 より
Ha = P(左向き)となります。
次に ΣMe = 0 より
Va × 2l + P × 2l − 2P × l = 0
Va = 0
ΣY = 0 より
Va + Vb − 2P = 0
Vb = 2P
続いて各支点でのモーメントを求めるために切断図を書いておきます。
ΣMb = 0 より(B点で切断し左下側を選択)
P × 2l + Mb = 0
Mb = −2Pl(反時計回り)
よって曲げモーメントは内側が引張になります。
ΣMc = 0 より(C点で切断し左側を選択)
Mc + P × 2l = 0
Mc = −2Pl(反時計回り)
よって曲げモーメントは内側が引張になります。
ΣMd = 0 より
Md = 0 ←切断して右下側を選択すると反力は何もなくなるため
これらを図示すると、正解は 4 となります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問3)へ
平成30年(2018年)問題一覧
次の問題(問5)へ