二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問8

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 捨てコンクリートの粗骨材の最大寸法は、25mmとした。
  • レディーミクストコンクリートの受入れに当たって、各運搬車の納入書により、コンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを確認した。
  • 床スラブの打込み後、24時間経過したので、振動や衝撃などを与えないように、床スラブ上において墨出しを行った。
  • ポンプによるスラブの打込みは、コンクリートの分離を防ぐため、前へ進みながら行った。
  • 梁及びスラブの鉛直打継ぎ面の位置は、そのスパンの端部から1/4の付近とした。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。


1、捨てコンクリートの粗骨材の最大寸法は25mm以下とします。
したがって正しい記述となります。

2、 レディーミクストコンクリートの受入れにあたって、各運搬車の納入書によりコンクリートの種類、呼び強度、指定スランプ等が、発注した条件に適合していることを確認します。
したがって正しい記述となります。

3、床スラブの打込み後24時間経過すれば、振動や衝撃などを与えないように、床スラブ上において墨出しを行うことができます。
したがって正しい記述となります。

4、ポンプによるスラブの打込みは、コンクリートの分離を防ぐため、後ろへ下がりながら行います。
したがって誤りの記述となります。

5、梁及びスラブの鉛直打継ぎ面の位置は、そのスパンの端部から1/4付近とします。
したがって正しい記述となります。

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02

1. 記述は正しいです
 捨てコンクリートは、その役割において強度を要さないため、無筋コンクリートの調合を順守するのが標準的です。

2. 記述は正しいです
 受入れ検査は、荷下ろし場所で行うことが原則となります。

3. 記述は正しいです
 コンクリート打設後は、少なくとも1日はその上を歩行したり振動を与えたりしてはなりません。

4. 記述は誤りです
 スラブの打設は、表面を乱さないためにも最も遠い部分から手前に戻ってくるように打設を行います。

5. 記述は正しいです
 梁やスラブを鉛直に打継面を作る場合は、モーメントが小さくなる部分に設けることが良く、スパンの1/4部分を打継面とします。

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