二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問15

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2mとした。
  • 内装材を取り付ける壁胴縁や野縁の取付け面の加工は、機械かんな1回削りとした。
  • 跳出しバルコニーにおける跳出し長さは、屋内側の床梁スパンの1/2以下、かつ、外壁心から910mm以下とし、先端部分をつなぎ梁で固定した。
  • 真壁造の面材耐力壁は、厚さ12.5mmのせっこうボードを用い、GNF40の釘を150mm間隔で留め付けた。
  • 根太を用いない床組(梁等の間隔が910mm)であったので、床下地板として厚さ15mmの構造用合板を用いた。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。


1、桁に使用する木材については、継ぎ伸しの都合上やむを得ず短材を使用する必要がある場合、その長さは2mを限度とします。
したがって正しい記述となります。

2、 内装材を取り付ける壁胴縁や野縁の取付け面の加工は機械かんな1回削りとします。
したがって正しい記述となります。

3、跳出しバルコニーにおける跳出し長さは、屋内側の床梁スパンの1/2以下かつ外壁心から1m以下とし、先端部分をつなぎ梁で固定します。
したがって正しい記述となります。

4、真壁造の面材耐力壁は厚さ12mm以上のせっこうボードを用い、GNF40の釘を150mm以下の間隔で留め付けます。
したがって正しい記述となります。

5、根太を用いない床組の場合、床下地板は構造用合板の厚さ24mm以上とします。
したがって誤りの記述となります。

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02

1. 記述は正しいです
 水平材にやむを得ず短材を用いる場合は、確実に応力が伝達できるように継ぎ伸ばししなければなりません。
継ぐ部分は接合部から離れた部分で継ぐようにします。

2. 記述は正しいです
 下地材は、面材が通りよくなるように、かんながけをしてから施工します。
胴縁や野縁は化粧部材ではないので、かんながけは一回とします。

3. 記述は正しいです
 片持ち梁の跳出し長さを長くすると、荷重により梁の変形や開口部の不具合などが生じるため、適切な寸法や接合部の措置をしなければなりません。

4. 記述は正しいです
 記述のように取り付けると、面材耐力壁として利用できます。
主要な面材耐力壁の、釘間隔は頻出しますので整理しておきましょう。

5. 記述は誤りです
 剛床(根太レス)工法の構造用合板は、24㎜以上としなければなりません。
構造用合板を水平材に取り付ける際は、N75釘を150㎜以下の間隔で取り付けます。

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