二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問16
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問題
二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 心持ち化粧柱には、髄まで背割りを入れたものを使用した。
- 桁は、背を上端にして使用した。
- 敷居は、木裏を上端にして使用した。
- 梁には、アカマツを使用した。
- 土台と柱との接合には、かど金物を使用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
1、心持ち化粧柱には伸縮割れを考慮して背割りを入れたものを使用します。
したがって正しい記述となります。
2、 桁は背を上端にして使用します。
背とは木材の凸側をいい、反対側を腹と呼びます。
したがって正しい記述となります。
3、敷居は木表を上端にして使用します。
したがって誤りの記述となります。
なお、鴨居の場合は、木表を下端にして使用します。
4、梁にはあかまつ、べいつがなどを使用します。
したがって正しい記述となります。
5、土台と柱との接合には、かど金物を使用します。
したがって正しい記述となります。
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02
心持ち柱は、乾燥により表面が繊維方向に亀裂が生じるのを防ぐために、見え隠れになる部分に中心まで背割りをあらかじめ付けることで、乾燥収縮に追従できるよう施しておきます。
2. 記述は正しいです
木材を梁や桁などの水平材として用いる場合は、荷重の負担を考慮して上に凸(背)になるように材を用います。
3. 記述は誤りです
敷居の溝に当たる部分は、乾燥収縮で変形したとき上に凸に変形すると建具が可動しなくなるので、変形しても下に凸になるように木裏部分を溝にして施工します
4. 記述は正しいです
仕様書などで、構造材に「まつ」と書いてある場合は、アカマツやクロマツを用います。
5. 記述は正しいです
土台と柱が引き抜かれないようにする金物は、かど金物やホールダウン金物などがあります。
使用する金物は、構造計画時に適切に決められています。
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