二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問14

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、ALCパネルとスラブとが取り合う部分の隙間には、あらかじめ絶縁材をALCパネルに張り付け、モルタルを充塡した。
  • ALCパネルの取付け完了後、使用上支障のない欠けや傷が見つかったので、補修用モルタルを用いて補修した。
  • ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、耐火目地材を充塡する必要がなかったので、5mmとした。
  • 押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は、伸縮調整目地とした。
  • 押出成形セメント板を縦張り工法で取り付けるに当たり、パネル相互の目地幅は、特記がなかったので、長辺の目地幅を8mm、短辺の目地幅を15mmとした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。


1、縦壁ロッキング構法によるALCパネル工事において、ALCパネルとスラブとが取り合う部分の隙間には、あらかじめ絶縁材をALCパネルに張り付けることで、モルタルがパネルと接しないようにします。
したがって正しい記述となります。

2、 ALCパネルの取付け完了後、使用上支障のない欠けや傷の場合、補修用モルタルを用いて補修します。
したがって正しい記述となります。

3、ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地幅は、耐火目地材を充塡する必要がない場合10mm以上とします。
したがって誤りの記述となります。

4、押出成形セメント板における出隅及び入隅のパネル接合目地は、伸縮調整目地とします。
したがって正しい記述となります。

5、押出成形セメント板を縦張り工法で取り付けるに当たりパネル相互の目地幅は、特記がない場合、長辺の目地幅を8mm以上、短辺の目地幅を15mm以上とします。
したがって正しい記述となります。

参考になった数17

02

1. 記述は正しいです
 ALCパネルと、柱・梁・床・雑壁などとの取り合い部分では、ロックウールなどで絶縁してからモルタル充填をして、パネルの追従性を確保しておきます。

2. 記述は正しいです
 パネル補修は、補修用モルタルを練り混ぜから30分以内で補修完了するように施工します。

3. 記述は誤りです
 ALCパネルの伸縮目地の幅は、小口側の標準幅で10㎜とします。
長手側の伸縮目地幅は、突合せとします。

4. 記述は正しいです
 押出成形セメント板では、出隅・入隅の取り合いは伸縮調整目地で納めるようにします。
特別指示がない場合は、目地幅を15㎜として施工します。

5. 記述は正しいです
 押出成形セメント板の縦張り工法では、仕様書などに特記がない場合長辺側の目地幅は8㎜、短辺側の目地幅は15㎜とします。

参考になった数7