二級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科4(建築施工) 問18

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問題

二級建築士試験 平成30年(2018年) 学科4(建築施工) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

左官工事及びタイル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには、下塗りよりも貧調合のモルタルを使用した。
  • コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗り→中塗り→むら直し→上塗りの順で行った。
  • 内壁タイルの密着張りにおいて、タイルは、上部から下部へ、一段置きに水糸に合わせて張った後、それらの間を埋めるように張り進めた。
  • 内壁への接着剤を用いた陶器質タイルの張付けにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面が十分に乾燥していることを確認した。
  • 屋内の床面へのモザイクタイル張りにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面に水湿しを行った。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 記述は正しいです
 モルタル塗りには、下塗りで強度を要する調合(富調合)にして、上塗りには仕上り精度を要する調合(貧調合)として施工します。

2. 記述は誤りです
 モルタル塗りの順序は、下塗りの段階で表面の凹凸を直すため、
「下塗り→むら直し→中塗り→上塗り」
の順に施工します。

3. 記述は正しいです
 ・密着張りでは、上から下に施工します。
 ・改良積上げ張りは、下から上に施工します。
タイル張り工法の特徴を整理しておきましょう。

4. 記述は正しいです
 接着剤を用いる場合は、剥がれなどの施工精度を低下させないように、十分に乾燥させてから施工をするようにします。

5. 記述は正しいです
 モザイクタイルを施工する場合は、モルタルを目地にしっかり回り込ませるために、下地面をスポンジで水湿しをしてから施工します。

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02

正解は2です。


1、コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、上塗りには下塗りよりも貧調合のモルタルを使用します。
したがって正しい記述となります。

2、 コンクリート壁面へのモルタル塗りにおいて、下塗り→むら直し→中塗り→上塗りの順で行います。
したがって誤りの記述となります。

3、内壁タイルの密着張りにおいて、タイルは上部から下部へ一段置きに水糸に合わせて張った後、それらの間を埋めるように張り進めます。
上部から続けて貼っていくとタイルのズレにつながるため、水糸を使用して一つ間を空けての施工とします。
したがって正しい記述となります。

4、内壁への接着剤を用いた陶器質タイルの張付けでは、あらかじめ下地となるモルタル面を十分に乾燥させます。
したがって正しい記述となります。

5、屋内の床面へのモザイクタイル張りにおいて、あらかじめ下地となるモルタル面には水湿しもしくは吸水調整材を塗布します。
したがって正しい記述となります。

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