二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科3(建築構造) 問5

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科3(建築構造) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

図のようなそれぞれ8本の部材で構成する片持ち梁形式の静定トラスA、B、Cにおいて、軸方向力が生じない部材の本数の組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。
問題文の画像
  • A:1本  B:2本  C:3本
  • A:2本  B:0本  C:1本
  • A:2本  B:1本  C:1本
  • A:3本  B:1本  C:2本
  • A:3本  B:2本  C:2本

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

トラスの特徴を把握する設問になります。

ポイントになるのは、

・力を水平方向と垂直方向に分けて検討します。

・接点に力を水平や垂直の方向に伝えられない部材には圧縮や引張は生じません。

以上のことから、検討します。

A. 左下の接点……垂直に力が生じても、受けられる部材がないので力が生じていません。

       接点に何ら力が生じていないため水平の部材にも力が生じていません。

中間上部の接点……T字の接点の場合は、垂直部材に反力になる部材が無いため力が生じていません。

Aは、3か所の部材で力が生じていません。

B. 左上の接点……Pが垂直に生じていることから、水平部材に反力がなく力が生じていません。

Bは、1か所の部材で力が生じていません。

この時点で解答は出ていますが、確認をします。

C. 左下の接点……Aと同様の状態ですので、L字の接点は垂直・水平共に力が生じていません。

よって、A:3本  B:1本  C:2本が正解になります。

参考になった数18

02

それぞれのトラスにおいて、接点の形状を確認していくことで解ける問題です。

L形接点について、接点に2つの力がかかっている場合は、2つとも力が生じません。

T形接点について、接点に3つの力がかかっていて、2つが一直線の場合は、残りの1本に力が生じません。

よって、 A:3本  B:1本  C:2本 が正しい選択肢です。

参考になった数8