二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問6
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
木造2階建ての住宅の基礎工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 布基礎の底盤については、厚さを120 mm、幅を450 mmとした。
- 布基礎の天端ならしは、遣方(やりかた)を基準にして陸墨(ろくずみ)を出し、調合が容積比でセメント1:砂3のモルタルを水平に塗り付けた。
- 布基礎の床下防湿措置を行うに当たり、床下地面を盛土し十分に突き固めた後、床下地面全面に厚さ60 mmのコンクリートを打設した。
- べた基礎において、地面から基礎の立上り部分の上端までの高さを、400 mmとした。
- 径 12 mmのアンカーボルトのコンクリートへの埋込み長さを、250 mm以上とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
平12告1347号に関連します。
木造2階建布基礎の底盤は、その厚さを150㎜以上としなければなりません。
底盤の幅は地盤の状況にもよりますが450㎜以上であれば支障はありません。
2. 記述は正しいです
天端ならしは、土台の水平を取って施工精度を確保する作業になります。
モルタルでならす場合もありますが、セルフレベリング材で施工する場合もあります。
3. 記述は正しいです
令22条に関連します。
木造で、床下になる部分を土間コンクリートとした場合は、防湿処理を施したことになります。
床下の土間コンクリートは、構造部材ではないので土間としての機能を満たすことが必要になります。
4. 記述は正しいです
平12告1347号に関連します。
べた基礎の場合の地面からの立上り高さは、300㎜以上としなければなりません。
ただし、各種基準を照らし合わせると、立上り高さ400㎜以上を要求しています。
5. 記述は正しいです
径12㎜のアンカーボルトは、250㎜以上の埋込深さが必要になります。
また、16㎜のアンカーボルトでは、360㎜以上の埋込深さとなります。
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02
布基礎の底盤は厚さを150 mm以上とします。
2. 正しい記述です。
布基礎の天端ならしには、モルタルを容積比でセメント1:砂3の割合で調合し使用します。
3. 正しい記述です。
布基礎の床下の防湿措置として、厚み60 mm以上のコンクリートを床下全面に設けるか、防湿フィルムを全面に敷き込みます。
4. 正しい記述です。
布基礎、べた基礎ともに地盤から400 mm以上にする必要があります。建築基準法では300 mm以上とされています。
5. 正しい記述です。
土台に打ち込むアンカーボルトは径 12 mmの場合、埋め込み長さが250 mm以上となるようにします。
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