二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問18
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- せっこうプラスター塗りにおいて、上塗りに使用するプラスターは、加水後1時間以内に使用した。
- セルフレベリング材塗りにおいて、セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部及び気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取った。
- 壁のタイルの改良圧着張りにおいて、タイル下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けた。
- 内壁タイルの接着剤張りにおいて、タイルの張付けに当たり、下地面に吸水調整材を塗布した。
- 屋内の床の石張りにおいて、敷きモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂4とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
加水後90分以上経過した石膏プラスターは上塗りに使用できません。また、加水後120分以上経過した石膏プラスターは下塗りと中塗りに使用できません。
2. 正しい記述です。
セルフレベリング材は、流し込むだけで平な水平面が施工できる床下地材です。
3. 正しい記述です。
タイルの改良圧着張りでは、タイル下地面とタイル裏面の両方に張付けモルタルを塗り付けます。
4. 間違った記述です。
タイルの接着剤張りでは、下地面に吸水調整材を塗布しません。十分に乾燥させた平な下地全面に接着剤を塗り、タイルを張ります。
5. 正しい記述です。
敷きモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂4とします。
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02
せっこうプラスターは、可使時間(練ってから使い切るまでの時間)が2~3時間になります。
プラスターの上塗りは、可使時間1時間~1時間半で使い切るように施工します。
2. 記述は正しいです
セルフレベリング材の標準厚さは10㎜です。
トロトロの液状化剤を施工面全体に流し込み、自然に平滑な床面を作る工法になります。
3. 記述は正しいです
改良圧着張りは、壁下地面とタイル裏面にモルタルを塗り施工していきます。
密着張りは壁下地材にモルタルを塗り、タイルに振動を与えて密着させます。
4. 記述は誤りです
タイル工事で吸水調整剤を用いる場合は、湿式工法で施工する場合になります。
接着剤工法は乾式工法になるため、接着剤が機能するように清掃・乾燥をさせることになります。
5. 記述は正しいです
記述のほか、外壁石張りの裏込めモルタルは、容積比でセメント1:砂3を標準調合とします。
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