二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問17
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
防水工事及び屋根工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- シーリング工事におけるボンドブレーカーは、シーリング材と接着しない粘着テープとした。
- シーリング材の充塡作業において、充塡箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。
- アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを塗布した後、直ちにルーフィング類の張付けを行った。
- 折板葺のタイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とし、溶接後はスラグを除去し、錆(さび)止め塗料を塗布した。
- 木造住宅の屋根用化粧スレートの葺板は、1枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けた。
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この過去問の解説 (2件)
01
ボンドブレーカーは絶縁テープとも呼ばれ、シーリング工事の際の三面接着を防ぐものです。
2. 正しい記述です。
施工場所以外にシリコーン系シーリング材が付着した場合は、早い段階で取り除きます。
3. 間違った記述です。
アスファルトプライマーを塗布し乾燥させ、翌日ルーフィング類の張付けを行います。
4. 正しい記述です。
タイトフレームと下地材との接合は、隅肉溶接とします。
5. 正しい記述です。
化粧スレートの葺板は、1枚ごとに専用釘を用いて野地板に留め付けます。
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02
ボンドブレーカーやバックアップ材は、シーリング部分の底に下地として敷きこんで、部材の追従性を損なわないようにするためのものです。
2. 記述は正しいです
シリコーン系シーリング材は、材料によっては腐食を生じさせるため、誤って付着した場合は早い時期に除去する必要があります。
3. 記述は誤りです
アスファルト防水のプライマー工程では、全面塗布し1日オープンタイムをおいてしっかり乾燥させたあと、次の工程に進みます。
4. 記述は正しいです
折板工事のタイトフレームは、梁や下地材と隅肉溶接で施工し、溶接サイズはタイトフレームの板厚のサイズとします。
5. 記述は正しいです
住宅の屋根スレートは、軒先から棟木に向かって貼り上げます。
スレートは、1枚毎に規定の寸法でスレート釘で留めつけます。
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