二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問16
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
木造2階建ての住宅の木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- ホールダウン金物と六角ボルトを用いて、柱を布基礎に緊結した。
- 耐力壁でない軸組において、管柱と胴差との仕口は、短ほぞ差しとし、かど金物を当て釘打ちとした。
- 筋かいと間柱が取合う部分については、間柱を筋かいの厚さだけ欠き取った。
- 小屋梁と軒桁との仕口は、かぶと蟻掛けとし、羽子板ボルトで緊結した。
- 敷居には、木裏側に建具の溝を付けたものを使用した。
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この過去問の解説 (2件)
01
柱と布基礎を緊結する際、ホールダウン金物をアンカーボルトに取り付けて、地震時の引抜の作用に抵抗し、柱がずれないようにします。
2. 記述は正しいです
卓越した抵抗力を必要としない柱・梁の場合は、力を受け流す作用が主な働きになるので、高性能な金物を必要としません。
3. 記述は正しいです
筋かいは構造部材で、間柱は2次部材になるので、筋交いを切り欠くよりも間柱を切り欠いて壁内部に納めるようにします。
4. 記述は正しいです
小屋組では、梁を軒桁に(かぶと)蟻掛け継ぎで差し込み、地震などで引き抜かれないように羽子板ボルトで緊結します。
5. 記述は誤りです
敷居は上に凸になるように反りが生じてしまわないようにします。
敷居の溝になる側は丸太の樹皮になる側(木表)で、木表を加工することで、建具に支障がなく使用できます。
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02
柱を布基礎に緊結する際は、ホールダウン金物と六角ボルトを用います。
2. 正しい記述です。
耐力壁でない軸組において、管柱と胴差との仕口は、短ほぞ差しとし、かど金物を当て釘打ちとするのは適切な施工です。
3. 正しい記述です。
筋かいと間柱が取合う部分については、間柱を欠き取ります。
4. 正しい記述です。
小屋梁と軒桁との仕口は、かぶと蟻掛けとし、羽子板ボルトで緊結します。
5. 間違った記述です。
敷居には、木表側に建具の溝を付けます。
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