二級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(建築施工) 問15
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問題
二級建築士試験 令和元年(2019年) 学科4(建築施工) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木造2階建ての住宅の通し柱である隅柱に、断面寸法が120 mm × 120 mmのベイヒを用いた。
- 大引きの間隔が910 mmであったので、根太には、断面寸法が60 mm × 60 mmのものを用いた。
- 大壁造の面材耐力壁は、厚さ9mmの構造用合板を用い、N50の釘を150 mm間隔で留め付けた。
- 棟木の継手位置は、小屋束より持出しとした。
- 床板張りにおいて、本ざねじゃくりの縁甲板を根太に直接張り付けるに当たり、継手位置は根太の心で一直線上にそろえた。
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この過去問の解説 (2件)
01
隅柱(通し柱)の標準寸法は、120㎜×120㎜の角材とします。
ただし、所定の防腐・防蟻処理を施したものは105㎜×105㎜とすることができます。
2. 記述は正しいです
大引きピッチが910㎜の場合、根太のせいが54~75㎜程度のものとします。
床梁ピッチが1820㎜の場合は、根太のせいが105㎜程度のものとします。
3. 記述は正しいです
大壁造の面材耐力壁を施工する際は、N50釘で150㎜ピッチとする方法と、CN50釘で75㎜ピッチとする方法があります。
壁倍率の違いがありますので、計画に応じて施工することになります。
4. 記述は正しいです
木材を継手を設けながら施工する場合、継手位置は接合部分から150㎜程度離した位置で継ぐことで、構造的に欠点とならないようにします。
5. 記述は誤りです
板材を継ぐときには、乱に継いでさねで結着します。
これにより、小口部分の隙間や反り・ねじれなどを防いで施工精度が上がります。
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02
通し柱である隅柱は、断面寸法120mm×120 mmのものを使用します。
2. 正しい記述です。
大引きの間隔910mmに、断面寸法が60mm×60mmの根太を用いるのは適切な施工です。
3. 正しい記述です。
構造用合板は、N50の釘を150mm間隔で留めます。
4. 正しい記述です。
棟木の継手位置は、小屋束より150mm持出しとします。
5. 不適切な記述です。
本ざねじゃくりの縁甲板を根太に直接張り付ける際、継手位置は乱にします。
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