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二級建築士の過去問 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問5

問題

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伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
熱伝導は、物質内部に温度差がある場合、温度が高いほうから低いほうへ熱エネルギーが移動する現象をいう。
   2 .
熱放射は、ある物体から他の物体へ直接伝達される熱の移動現象であり、真空中においても生じる。
   3 .
壁面と壁面に接する流体との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。
   4 .
稠密(ちゅうみつ)な固体や静止している流体の中では、熱伝導、熱対流、熱放射のうち、熱伝導のみが生じる。
   5 .
物質の熱容量が小さくなると、熱の吸収による温度上昇と放出による温度降下とが遅くなり、蓄熱という現象が生じる。
( 二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問5 )
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この過去問の解説 (3件)

12

正解は5です。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

1→設問のとおり正しいです。

均質な材料の単位面積を毎時通過する熱流は、両面間の温度差に比例し、材料の厚さに反比例します。

2→設問のとおり正しいです。

物体の表面から射出される放射量は、材料の放射率に比例し、物体表面の絶対温度の4乗に比例します。

3→設問のとおり正しいです。

熱伝達率は対流の影響が大きく、風の影響を受ける屋外表面の熱伝達率は23~35W/(㎡・K)、屋内表面の総合熱伝達率は7~9W/(㎡・K)を設計値としています。

4→設問のとおり正しいです。

5→熱容量とは、比熱に質量を乗じたもの(比熱×質量)で、熱容量が小さいと温まりやすく冷めやすいので、誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
10

正解は「物質の熱容量が小さくなると、熱の吸収による温度上昇と放出による温度降下とが遅くなり、蓄熱という現象が生じる。」です。

選択肢1. 熱伝導は、物質内部に温度差がある場合、温度が高いほうから低いほうへ熱エネルギーが移動する現象をいう。

正。熱伝導では、壁の表面の熱が厚み方向に移動していきます。

選択肢2. 熱放射は、ある物体から他の物体へ直接伝達される熱の移動現象であり、真空中においても生じる。

正。熱放射は、電磁波で熱が伝わります。真空中でも熱は伝わります。

選択肢3. 壁面と壁面に接する流体との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。

正。気体や液体が動くことで熱が移動することを熱対流といいます。

選択肢4. 稠密(ちゅうみつ)な固体や静止している流体の中では、熱伝導、熱対流、熱放射のうち、熱伝導のみが生じる。

正。設問のとおりです。

選択肢5. 物質の熱容量が小さくなると、熱の吸収による温度上昇と放出による温度降下とが遅くなり、蓄熱という現象が生じる。

誤。熱容量は物質の温まりにくさ、冷えにくさを表します。

熱容量が小さいというのは温まりやすく冷めやすいことを意味するため、温度上昇と温度降下が遅くなるというのは誤りです。

3

地球環境の変化が見られる中、省エネルギー性能の高い建物が求められています。基本的知識の部分なので、出題可能性が高く、しっかりと理解しましょう。

選択肢1. 熱伝導は、物質内部に温度差がある場合、温度が高いほうから低いほうへ熱エネルギーが移動する現象をいう。

記述の通りで正しいです。

選択肢2. 熱放射は、ある物体から他の物体へ直接伝達される熱の移動現象であり、真空中においても生じる。

記述の通りで正しいです。太陽の熱が、宇宙空間を超えて、地球に届いていることからも、真空中でも生じます。

選択肢3. 壁面と壁面に接する流体との間で熱が移動する現象は、対流熱伝達である。

記述の通りで正しいです。

選択肢4. 稠密(ちゅうみつ)な固体や静止している流体の中では、熱伝導、熱対流、熱放射のうち、熱伝導のみが生じる。

記述の通りで正しいです。

選択肢5. 物質の熱容量が小さくなると、熱の吸収による温度上昇と放出による温度降下とが遅くなり、蓄熱という現象が生じる。

蓄熱は、熱容量の大きな材料で、より蓄熱されるので、記述は誤りです。

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