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二級建築士の過去問 令和2年(2020年) 学科3(建築構造) 問15

問題

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鉄筋コンクリート構造における配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
鉄筋の重ね継手を、部材応力及び鉄筋の応力度の小さい箇所に設けた。
   2 .
D35の異形鉄筋の継手を、重ね継手とした。
   3 .
柱のせん断補強筋比を、0.2%とした。
   4 .
梁の圧縮鉄筋は、長期荷重によるクリープたわみの抑制及び地震時における靱性の確保に有効であることから、全スパンにわたって複筋梁とした。
   5 .
ラーメン構造の中間階にある内柱の柱梁接合部において、大梁主筋を通し配筋としたので、地震時の接合部内における大梁主筋の付着応力度の検討を行った。
( 二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科3(建築構造) 問15 )
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この過去問の解説 (2件)

8

正解は2です。
最も不適当なものを選びます。

1.記述は正しいです。
 鉄筋の重ね継手は、部材応力及び鉄筋の応力度の小さい箇所に設けます。

2.記述は誤りです。
 D35 以上の異形鉄筋の継手を、重ね継手としてはいけません。

鉄筋径が太くなることで、かぶりコンクリートの付着割裂が生じやすくなるためです。

3.記述は正しいです。
 柱・はりのせん断補強筋比(帯筋比、あばら筋比)は 0.2%以上です。

4.記述は正しいです。
 全スパンにわたって複筋梁とすることは、長期荷重によるクリープたわみの抑制及び地震時における靱性の確保に有効です。
 クリープとは、物応力を作用させた状態において,弾性ひずみ及び乾燥収縮ひずみを除いたひずみが時間とともに増大していく現象のことです。

たわみが徐々に増加することをクリープたわみと呼びます。

(「JIS A コンクリート用語 0203:2019 クリープ」より)

5.記述は正しいです。
 ラーメン構造の中間階にある内柱の柱梁接合部において、大梁主筋を通し配筋とした場合、地震時の接合部内における大梁主筋の付着応力度の検討を行う必要があります。

付箋メモを残すことが出来ます。
6

正解は2です。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

1→設問の通り正しいです。鉄筋の継手部分は弱点となるため、応力度の小さい箇所に設けます。

2→重ね継手に関する規定として、D35以上の鉄筋はガス圧接等で接合し、重ね継手を用いてはいけません。よって、設問の内容は誤りです。

3→設問の通り正しいです。柱のせん断補強筋比は0.2%以上です。

4→設問の通り正しいです。梁の圧縮側の鉄筋が応力を負担することによりコンクリートのクリープが軽減されます。主要な梁は全スパン複筋梁とします。

5→設問の通り正しいです。ラーメン構造の中間階にある内柱の柱梁接合部には引張と圧縮の軸力がかかるため、付着応力度を確かめる必要があります。

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