二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問86 (学科4(建築施工) 問11)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 問86(学科4(建築施工) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
- 柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように300mmずらした。
- 鉄筋表面のごく薄い赤錆は、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに鉄筋を組み立てた。
- ガス圧接継手において、外観検査の結果、圧接部に明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となったので、再加熱して修正し、所定の検査を行った。
- 鉄筋径が異なるガス圧接継手において、圧接部のふくらみの直径を、細いほうの鉄筋径の1.4倍以上とした。
- 柱の配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するために使用するスペーサーについては、特記がなかったので、同一平面に点対称となるように設置した。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→柱主筋のガス圧接継手の位置は1か所に集中することなく相互に400㎜以上ずらして設ける必要があるため、設問の内容は誤りです。
2→設問の内容は正しいです。鉄筋表面のごく薄い赤錆は、コンクリートの付着も良好で害はありませんが、ワイヤブラシやハンマー等で取り除くことが望ましいです。
3→設問の内容は正しいです。圧接部の折れ曲がりが規定値を超えた場合は再加熱して修正する必要があります。
4→設問の内容は正しいです。圧接部のふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上とする必要があります。鉄筋径が異なる場合は径の細い方を基準とします。
5→設問の内容は正しいです。柱の鉄筋サポートやスペーサーは特記のない場合、同一平面に点対称となるように設置します。
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02
正解は1です。
最も不適当なものを選びます。
1. 記述は誤りです。
柱主筋のガス圧接継手の位置については、特記がなかったので、隣り合う主筋で同じ位置とならないように400mm以上ずらします。
2. 記述は正しいです。
鉄筋表面のごく薄い赤錆は、コンクリートとの付着を妨げるものではないので、除去せずに鉄筋を組み立てます。
3. 記述は正しいです。
ガス圧接継手において、外観検査の結果、圧接部に明らかな折れ曲がりが生じたことによって不合格となったので、再加熱して修正し、所定の検査を行います。
4. 記述は正しいです。
鉄筋径が異なるガス圧接継手において、圧接部のふくらみの直径を、細いほうの鉄筋径の1.4倍以上とします。
5. 記述は正しいです。
柱の配筋において、鉄筋のかぶり厚さを確保するために使用するスペーサーについては、特記がなかったので、同一平面に点対称となるように設置します。
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03
鉄筋コンクリートの鉄筋工事に関する記述のうち、誤っているものを選びます。
鉄筋コンクリート工事に関しては、建築工事標準仕様書(JASS5)や、公共工事標準仕様書に詳細が記載されています。
上記二つは記述に若干の違いがありますが、実務では設計図に記載がありますので、指定された仕様書を採用することになります。
公共工事標準仕様書に、隣り合う継ぎ手の位置について、圧接継手の場合は400mm以上と記載があります。
よって、設問の記述は誤りです。
JASS5の解説でも、わずかな赤さび程度であればコンクリートとの付着も良好で害はない、とされています。
よって、設問の記述は正しいです。
ただし、赤さびが進行した場合は、ワイヤーブラシなどで除去する必要もでてくるので、適切な管理と検査が必要です。
公共工事標準仕様書に、不合格になった圧接部の措置に関して記載があります。
圧接部の折れ曲がりの場合、「規定値を超えた場合は、再加熱して修正する」とあります。
よって、設問の記述は正しいです。
公共工事標準仕様書に、圧接部の品質に関する記述があります。
圧接部のふくらみの直径は、「鉄筋径(径の異なる場合は細い方の鉄筋径)の 1.4 倍以上で あること」とあります。
よって、設問の記述は正しいです。
柱の配筋において、スペーサーを点対象(柱の中心に対して対象)になるように配置することで、かぶり厚さを均一に保つことができます。
よって、設問の記述は正しいです。
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