二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問91 (学科4(建築施工) 問16)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 問91(学科4(建築施工) 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
- 外気に通じる小屋裏の外壁部分については、断熱構造としなかった。
- 梁は、背を上端にして取り付けた。
- 大引の継手は、床束心から150mm持ち出し、そぎ継ぎとした。
- 桁に使用する木材については、継ぎ伸ばしの都合上、やむを得ず短材を使用する必要があったので、その長さを2ⅿとした。
- 構造用面材による床組の補強において、根太、床梁及び胴差の上端高さが同じであったので、根太の間隔を455mmとした。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→設問の内容は正しいです。
2→設問の内容は正しいです。
背とは部材の沿っている凸側のことであり、梁は背を上にして取り付けます。
3→大引きの継手は、束心から150㎜持ち出し、腰掛けあり継、釘2本打ちとする必要があるため設問の内容は誤りです。
4→設問の内容は正しいです。
継ぎ伸ばしの都合上、短材を使用する場合は、2m程度を限度とします。
5→設問の内容は正しいです。
構造用面材による床組みの補強方法について根太と床ばりの胴差しの上端高さが同じ場合は、根太の間隔を500㎜以下とします。
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02
正解は3です。
最も不適当なものを選びます。
1. 記述は正しいです。
外気に通じる小屋裏の外壁部分については、断熱構造とする必要はありません。
2. 記述は正しいです。
梁は、背を上端にして取り付けます。
3. 記述は誤りです。
大引の継手は、床束心から150mm持ち出し、「腰掛け蟻継ぎ」とします。
4. 記述は正しいです。
5. 記述は正しいです。
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03
木工事に関する記述のうち、誤っているものを選びます。
外気に通じる小屋裏の外壁部分については、通常は断熱構造としません。
設問の記述は正しいです。
外気に通じた小屋裏の場合、断熱材は天井の仕上材の裏側に敷き詰めます。これを天井断熱と言います。
天井断熱の場合、小屋裏は外気の影響を受けやすく、結露しやすい特徴があります。
通気口を設け、小屋裏の換気が適切に行われるように注意が必要です。
一方、小屋裏の外気を遮断し、屋根裏や小屋裏の外壁部分に断熱を設けることを、屋根断熱と呼びます。
木材は山の斜面に植林されているため、日当たりのよい側と悪い側で成長が異なり、幹が真っすぐ育たず、湾曲しています。
人がお辞儀をしている姿に例えて、日当たりが良く膨らんだ面を「背」、凹んだ側を「腹」と呼びます。
梁に使用する場合、たわみ防止のため、「背」側が上に来るように取付をします。
よって、設問の記述は正しいです。
大引の継手は、床束心から150mm離して、腰掛あり継ぎにします。
そぎ継ぎは母屋の継手などに使われます。
よって、設問の記述は誤りです。
継ぎ伸ばしで短材を使用する場合、土台は1m、その他の部位に関しては2mを限度とします。
よって、設問は桁なので、正しいです。
根太の間隔は、一般的に303mm、または455mmです。
床材が厚ければ、たわみ難くなるので、間隔は広く、逆に床材が薄いとたわみやすいので、間隔は狭くなります。
構造用面材はたわみが少なく、根太、床梁及び胴差の上端高さが同じであれば、根太の間隔は500mm以下にします。
よって、設問の記述は正しいです。
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