二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問94 (学科4(建築施工) 問19)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 問94(学科4(建築施工) 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
- 外壁の吹付け塗りにおいて、スプレーガンを素地面に対して直角に保ち、1行ごとの吹付け幅が重ならないように吹き付けた。
- 吹付け塗りは、スプレー塗装時の空気圧力が低すぎると噴霧が粗く、塗り面がゆず肌状になるので、スプレーガンの口径に応じて空気圧力を調整した。
- 屋内の木部つや有合成樹脂エマルションペイント塗りの下塗り後のパテかいにおいて、水回り部分以外にあっては、耐水形の合成樹脂エマルションパテを使用した。
- 屋内の木部のクリヤラッカー塗りの中塗り材は、サンジングシーラーを使用した。
- 屋内のモルタル面のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには、シーラーではなく、上塗りと同一材料を使用した。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
最も不適当なものを選びます。
1. 記述は誤りです。
スプレーガンによる吹き付けは、素地面に対して直角に保ち、1行ごとの吹き付け幅が1/3ずつ重なるように吹き付けます。
2. 記述は正しいです。
吹付け塗りは、スプレー塗装時の空気圧力が低すぎると噴霧が粗く、塗り面がゆず肌状になるので、スプレーガンの口径に応じて空気圧力を調整します。
3. 記述は正しいです。
「成樹脂エマルションパテ」は耐水性のほか耐候性・耐酸性・耐アルカリ性もあります。
また、適応素材としては木の他、コンクリート・モルタルがあります。金属素材には適しません。
4. 記述は正しいです。
屋内の木部のクリヤラッカー塗りの中塗り材は、サンジングシーラーを使用します。
5. 記述は正しいです。
屋内のモルタル面のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて、下塗りには、シーラーではなく、上塗りと同一材料を使用します。
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02
正解は1です。各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→吹付塗りはスプレーガンを塗り面に直角に向けて、平行に動かします。塗料の噴霧は周辺部が粗になりがちなので、一行ごとに吹き付け幅が約1/3ずつ重なるように行います。したがって設問の記述は誤りです。
2→設問の内容は正しいです。スプレー塗装時に空気圧力が低下すると、噴霧が粗くなり塗り面がゆず肌状になるため、スプレーガンの口径に応じて空気圧力を調整します。
3→設問の内容は正しいです。屋内の木部つや有合成樹脂エマルションペイント塗りのパテかいには、耐水形の合成樹脂エマルションパテを使用します。
4→設問の内容は正しいです。木部のクリヤラッカー塗りの中塗りには、サンジングシーラーを使用します。
5→設問の内容は正しいです。屋内のモルタル等のアクリル樹脂系非水分散形塗料塗りは、下塗り、中塗り、上塗りすべてにおいて、アクリル樹脂系非水分散形塗料を使用します。
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03
塗装工事に関する記述のうち、誤っているものを選びます。
外壁にスプレーガンで塗装を吹き付ける場合、素地面に対して直角に一定の幅で、1行ごとに幅の1/3が重なるように吹き付けます。
これは塗りムラができないようにするためです。
よって設問の記述は、誤りです。
外壁の吹付け塗りの模様の種類によって、スプレーガンの口径が変わります。
空気圧力が低すぎると、ゆず肌状になり汚れやすくなってしまうので、口径に応じて空気圧力を調整する必要があります。
よって設問の記述は、正しいです。
パテかいとは、ひび割れや穴等を埋めて、 不陸を調整するものです。
合成樹脂エマルションパテは、外部や結露しやすいヶ所だと、剥がれ落ちてしまいやすいので使用できません。
設問は屋内の水回り意外なので、正しいです。
サンジングシーラーは木部のクリアラッカー塗りの中塗りに使用し、木材に塗料が浸み込むを押さえ、塗装面を平滑にし、塗装の密着性を高める働きがあります。
よって設問の記述は、正しいです。
アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの下塗りは、上塗りと同じ、アクリル樹脂系非水分散形塗料を使用します。
よって設問の記述は、正しいです。
塗装工事における、素地ごしらえや下塗りについては、公共建築工事標準仕様書に記載があります。
仕上や下地の種類ごとに整理して覚えましょう。
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