二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問95 (学科4(建築施工) 問20)
問題文
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問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 問95(学科4(建築施工) 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
- アルミニウム製建具のコンクリート躯体への取り付けにおいて、建具側のアンカーとあらかじめコンクリートに埋め込んだ溶接下地金物とを溶接により固定した。
- 外部に面する網入り板ガラスの小口処理については、下辺小口及び縦小口下端から1/4の高さまで、防錆テープによる防錆処理を行った。
- ガラスブロック積みにおいて、壁用金属枠の外部に面する下枠の溝には、径8mmの水抜き孔を1.5m間隔に設けた。
- ビニル床シートを張付け後、熱溶接工法によって目地処理を行った。
- コンクリート壁下地へのせっこうボードの直張りにおいて、せっこうボード表面への仕上材が通気性のない壁紙であったので、直張り用接着材の乾燥期間を14日間とした。
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この過去問の解説 (3件)
01
各選択肢の解説は以下のとおりです。
設問の内容は正しいです。
コンクリート系下地への取付の場合、サッシアンカーをコンクリートに固定された鉄筋類に溶接または下地金物にねじ等で留め付けます。
設問の内容は正しいです。
外部に面する網入り板ガラスなどの下辺小口および縦小口下端より1/4の高さには、ガラス用防錆塗料か防錆テープを用いて防錆処置を行います。
設問の内容は正しいです。
ガラスブロック積について、外部に面する下枠の溝には径6㎜以上の水抜き孔を、1.0〜1.5m間隔に設けます。
設問の内容は正しいです。
ビニル床シートの貼付け後の目地処理をする場合の工法は、特記がない場合、熱溶接工法とします。
石膏ボードの直張り工法について、石膏ボード張り付け後、仕上げ材に通気性のある布系壁紙等を使用する場合は7日、通気性のない塗装やビニルクロスを使用する場合は20日以上、養生期間をとる必要があります。
よって設問の内容では20日以上の養生期間が必要なため、誤りです。
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02
正解は5です。
最も不適当なものを選びます。
1. 記述は正しいです。
アルミニウム製建具のコンクリート躯体への取り付けにおいて、建具側のアンカーとあらかじめコンクリートに埋め込んだ溶接下地金物とを溶接により固定します。
2. 記述は正しいです。
外部に面する網入り板ガラスなどの下辺小口および縦小口下端より1/4の高さには、ガラス用防錆塗料または防錆テープを用い防錆処置を行います。
3. 記述は正しいです。
4. 記述は正しいです。
ビニル床シートを張付け後、熱溶接工法によって目地処理を行います。
5. 記述は誤りです。
直張り用接着剤の乾燥期間は、せっこうボード表面への仕上材に通気性がある場合、7日間とし、通気性のない場合は20日間以上とします。
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03
建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する記述のうち、誤っているものを選びます。
アルミニウム製建具をコンクリートの躯体へ取り付ける場合、あらかじめコンクリートに埋め込まれたサッシアンカーに、溶接で固定する工法が一般的です。
よって、設問の記述は正しいです。
また、躯体に固定した下地金物にネジ等で留め付ける非溶接工法もあります。
溶接の火花による、火災や損傷のリスクが高い改修工事などでは、非溶接工法が採用されることも多いです。
公共建築工事標準仕様書に「外部に面する網入り板ガラスの下辺小口及び縦小口下端から 1/4 の高さには、ガラス用防錆塗料又は防錆テープを用い、防錆処置を行う」とあります。
よって、設問の記述は正しいです。
公共建築工事標準仕様書のガラスブロック積みの項目で、
「外部に面する下枠の溝には、径6㎜以上の水抜き孔を1.0~1.5m間隔に設ける」
とあります。
よって、設問の記述は正しいです。
ビニル床シートは長尺塩ビシートとも呼ばれ、1820mm幅のシート状の床材です。
シートとシートの継ぎ目をVカットし、溶接棒を継ぎ目に流し込んで、目地処理を行う工法が一般的です。
よって、設問の記述は正しいです。
公共建築工事標準仕様書には、せっこうボード直張り工法の場合、
「せっこうボード張付け後、仕上材に通気性のある場合で7日以上、通気性のない場合で20日以上放置し、直張り用接着材が乾燥し、仕上げに支障のないことを確認してから、仕上げを行う」
とあります。
よって、設問の記述は誤りです。
ちなみに、せっこうボード直張り工法は、使用する接着剤の名前から、「GL工法」と一般的には呼ばれています。
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