二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科1(建築計画) 問14

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科1(建築計画) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

教育施設等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 地域図書館において、開架貸出室の一部にブラウジングコーナーを設けた。
  • 保育所において、保育室の1人当たりの床面積は、3歳児用より5歳児用のほうを広くした。
  • 保育所において、幼児用の大便器のブースの扉の高さを1.2mとした。
  • 小学校において、学習用の様々な素材を学年ごとに分散配置するスペースとして、「ラーニング(学習)センター」を設けた。
  • 小学校のブロックプランにおいて、学年ごとの配置が容易で、普通教室の独立性が高いクラスター型とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

1 〇

ブラウジングコーナーとは、本や雑誌をくつろいで見ることができるスペースです。

利用者がリラックスして本を読むことができる為、図書館においては適切な配置となります。

2 ×

保育所においては、3歳児より4~5歳児のほうが占める床面積は狭くなります。

よって問題文は間違いです。

3 〇

幼児用の便所のブースの仕切りは、保育者が上から内部を覗き事故がないかを見ることができる

100cm~120cm程度の高さとします。

4 〇

ラーニングセンターとは、学習に必要な図書や学習スペースなどが配置された場所です。

学年ごとに教材を分散配置することは効果的な配置となります。

5 〇

クラスター型とは「ブドウの房」という意味で、1学年を一つの単位として各教室を分けて配置することにより、独立性を高める形式のことです。

よって問の答えは 2 となります。

参考になった数16

02

1.正しいです。

ブラウジングコーナーとは新聞や雑誌を閲覧できるコーナーであり、1階出入口付近に計画するのが好ましいです。

2.間違いです。

保育室の一人足りの面積は、一般的には低年齢のほうが大きく計画します。

よって、3歳児用よりも5歳児用のほうが狭くなります。

3.正しいです。

幼児用の大便器ブースは保育士の方の高さ(1.0~1.2m)に設定し、上部から見守れるようにします。

4.正しいです。

ラーニングセンターとはクラスや教科を特定せず、指導の個別化を目的として教材の提示を行うスペースであり、クラスルームに隣接して計画する例が増えてきています。

5.正しいです。

クラスター型とは廊下と教室を分離し、教室の独立性を高めた配置計画のことです。

参考になった数13