二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科3(建築構造) 問8
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問題
二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科3(建築構造) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
一般的な2階建ての建築物の1階の構造耐力上主要な部分に生じる地震力として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、建設地は多雪区域以外の区域とし、また、地震層せん断力係数Ciは0.2、屋根部分の固定荷重と積載荷重の和をWRとし、2階部分の固定荷重と積載荷重の和をW2とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
地上部分に作用する地震力は、高さに応じた固定荷重と積載荷重の和に地震層せん断力係数を乗じます。
式にすると、「Qi=Ci×Wi」となります。
Qi:i階に作用する地震層せん断力
Ci:i階の地震層せん断力係数
Wi:固定荷重や積載荷重などと含む、i階より上の建築物の重量
今回は1階の構造耐力上主要な部分に生じる地震力を求めるため、Wi=WR+W2として式にあてはめます。
Qi=Ci×Wi
=0.2×(WR+W2)
よって2が正解です。
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02
地震力は次の式で表します。
Q=W×Ci
Q:地震力
W:地震用重量(固定荷重と積載荷重の和)
Ci:層せん断力
W=WR+W2、Ci=0.2であり、
Q=0.2✕(WR + W2)
となります。
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03
正しい選択肢は、
0.2 × ( WR + W2 ) です。
地震力は、下記の計算式で求めることができます。
地震力Q = 重量W × 層せん断力係数Ci
重量Wは上部の固定荷重+積載荷重の合計なので、
1階の地震力を求める場合の重量は、下記のように、屋根の荷重と2階の荷重を合計した値となります。
重量W
=屋根の固定荷重と積載荷重の和+2階の固定荷重と積載荷重の和
以上より、地震力Qは
0.2 × ( WR + W2 ) です。
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