二級建築士の過去問 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問5
この過去問の解説 (3件)
1:正。
枠組足場のポイントは下記の通りです。
・高さ20mを超えるときは、主枠は高さ2m以下、主枠の間隔は1.85m以下にします。
・壁つなぎの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下とします。
・高さは45m以下が目安となります。
・最上層及び5層以内ごとに水平材を設けます。
よって、記述は正しいです。
2:正。
登り桟橋は、高い作業床への昇降や運搬のための傾斜通路のことです。
高さが8m以上の登り桟橋には、7m以内ごとに踊り場を設けます。
3:誤。
はしごの上端は、床から60cm以上突出させなければなりません。
4:正。
枠組足場の墜落防止のために、「交差筋交い」及び「高さ15cm以上40cm以下の桟」若しくは「高さ15cm以上の幅木」又は同等以上の機能を有する設備を設けます。
- 5:正。
単管足場の作業に伴う物体の落下防止のためには、作業床の両側に高さ10cm以上の幅木もしくはメッシュシート、防網を設ける必要があります。
仮設工事に関する問題です。
正しい内容です。
高さが12mの枠組足場における壁つなぎの間隔は、垂直方向9m、水平方向8mとします。
ただし、高さが5m未満のものは除きます。
正しい内容です。
高さが8m以上の登り桟橋には、高さ7m以内毎に踊り場を設けます。
設問は間隔が規定より短いため、正しいです。
不適当な内容です。
はしご道は、はしごの上端を床から「60㎝以上」突出させます。
正しい内容です。
枠組足場では、高さ2m以上の位置に設ける作業床で墜落により作業者に危険を及ぼすおそれのある箇所には下記いずれかの設備を設けます。
① 交さ筋かい及び高さ15㎝以上40㎝以下のさん
② 交さ筋かい及び高さ15㎝以上の巾木
③ 手摺枠
設問は①を満たしているため正しいです。
正しい内容です。
高さ2m以上の位置に設置する作業床では、作業のために物体が落下することにより作業者に危険を及ぼすおそれのあるときは、下記いずれかの設備を設けます。
① 高さ10㎝以上の巾木
② メッシュシート
③ 防網
設問は①を満たしているため正しいです。
最も不適当な選択肢は
「はしご道のはしごの上端を、床から40cm突出させた。」
です。
はしごの上端は、床から60cm突出させます。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
枠組足場における壁つなぎの間隔は、垂直方向9m以下、水平方向8m以下です。
垂直方向(9m以下)、水平方向(8m以下)共に基準を満たしており、正しいです。
正しい選択肢です。
高さが8m以上の登り桟橋には、高さ7m以内ごとに踊り場を設けます。
高さ9m(8m以上)で、高さ4.5m(7m以内ごと)に踊り場を設けているので、正しいです。
不適当な選択肢です。
はしごの上端は、床から60cm以上突出させる必要があります。
床から40cmでは不足しており、はしごが不安定で転倒するおそれがあります。
不適当な選択肢です。
枠組足場における墜落防止として、下記のいずれかを行う必要があります。
・「交差筋かい」および「桟(高さ15cm以上40cm以下)または幅木(高さ15cm以上)等」
・手すり枠
選択肢では「交差筋かい」および「桟(高さ30cm)」を設けているので、正しいです。
なお、墜落防止だけでなく、物体の落下防止の処置も必要です。
正しい選択肢です。
物体の落下防止のために、下記のいずれかを行う必要があります。
・幅木(高さ10cm以上)※墜落防止の幅木(高さ15cm以上)と兼ねても良い
・メッシュシートまたは防網等
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