二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科4(建築施工) 問6

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問題

二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

木造住宅の布基礎において、図中のA~Eとその一般的な寸法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。ただし、アンカーボルトはホールダウン専用アンカーボルト(M16)とし、柱脚部の短期許容耐力を20kNとする。
問題文の画像
  • A(立上り部分の厚さ) ―――――――――――――――― 150mm
  • B(地面から基礎上端までの高さ) ――――――――――― 400mm
  • C(根入れ深さ) ――――――――――――――――――― 200mm
  • D(底盤の幅) ―――――――――――――――――――― 450mm
  • E(アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さ) ― 360mm

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この過去問の解説 (3件)

01

1:正。

布基礎の立上り部分の厚さは、150mm以上を確保します。

2:正。

地面から基礎上端までの高さは、400mm以上とします。

3:誤。

根入れ深さは、240以上とします。よって、200mmは誤りです。

4:正。

底盤の幅は、450mm以上とします。

5:正。

アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さは、360mm以上とします。

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02

最も不適当な組み合わせは「C(根入れ深さ)200mm」です。

布基礎の根入れ深さは240mm以上かつ凍結深度より深くします。

選択肢の200mmでは浅すぎます。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

選択肢1. A(立上り部分の厚さ) ―――――――――――――――― 150mm

正しい組み合わせです。

立上り部分の厚さは120mm以上なので、選択肢の組み合わせは正しいです。

なお、法規上の規定は立上り部分の厚さ120mm以上ですが、鉄筋のかぶり厚や施工誤差などを考慮して150mm幅とするのが主流です。

選択肢2. B(地面から基礎上端までの高さ) ――――――――――― 400mm

正しい組み合わせです。

地面から基礎上端までの高さは400mm以上なので、選択肢の組み合わせは正しいです。

選択肢3. C(根入れ深さ) ――――――――――――――――――― 200mm

不適当な組み合わせです。

布基礎の根入れ深さは240mm以上かつ凍結深度より深くします。

布基礎のフーチング厚は150mm以上なので、根入れ深さが200mmでは土かぶりがほとんど無くなってしまいます。

選択肢4. D(底盤の幅) ―――――――――――――――――――― 450mm

正しい組み合わせです。

布基礎の底盤の幅は、450mm以上が望ましいです。

選択肢5. E(アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さ) ― 360mm

正しい組み合わせです。

ホールダウン専用アンカーボルト(M16)のコンクリート基礎への埋込み長さは、360mm以上とします。

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03

木質構造の基礎に関する問題です。

選択肢1. A(立上り部分の厚さ) ―――――――――――――――― 150mm

正しい組み合わせです。

布基礎の立上り厚さは150㎜以上とします。

選択肢2. B(地面から基礎上端までの高さ) ――――――――――― 400mm

正しい組み合わせです。

布基礎の地面から基礎上端までの高さは400㎜以上とします。

選択肢3. C(根入れ深さ) ――――――――――――――――――― 200mm

不適当な組み合わせです。

布基礎の根入れ深さは「240㎜以上」とします。

選択肢4. D(底盤の幅) ―――――――――――――――――――― 450mm

正しい組み合わせです。

布基礎の底盤幅は、450㎜以上とします。また、厚さは150㎜以上とします。

選択肢5. E(アンカーボルトのコンクリート基礎への埋込み長さ) ― 360mm

正しい組み合わせです。

柱脚部の短期許容耐力が25kN以下のホールダウン専用アンカーボルトにて緊結する場合、コンクリートへの埋込み長さは360㎜以上とします。

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