二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科4(建築施工) 問20
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問題
二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 木造の一戸建て住宅のバルコニーにおいて、FRP系塗膜防水工事を施工した後、アルミニウム製建具の取付けを行った。
- アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を10mmとした。
- ガラスブロック積みにおいて、伸縮調整目地の位置について、特記がなかったので、伸縮調整目地を5mごとに設置した。
- ビニル床シートの張付けに先立ち、床コンクリート直均し仕上げの施工後、28日以上乾燥させてから、ビニル床シートを張り付けた。
- せっこうボードを洗面所内の天井に張り付けるに当たって、ステンレス鋼製の小ねじを使用した。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を10mmとした。」です。
アルミニウム製建具の取付けは、FRP系塗膜防水工事を施工した後に行います。
厚さ18mmの複層ガラスをはめ込む場合、ガラス溝の掛り代は15mm以上とする必要があります。
正。
ガラスブロック積みの伸縮調節目地は、6m以内ごとに10~20mmの伸縮調節目地を設けます。よって5mごとに設けることは正しいです。
正。
下地の接着効果を高めるため、床コンクリート直均し仕上げの施工後28日以上乾燥させます。
モルタル下地の場合は14日以上乾燥させます。
正。
洗面所や浴室、便所等は湿気が多く錆びやすいため、ステンレス製の小ねじを使用します。
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02
最も不適当な選択肢は、
「アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を10mmとした。」
です。
複層ガラスのかかり代は、目安として15mm以上とします。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
FRP系塗膜防水と建具が取り合う場合は、先に防水工事を施工した後、建具の取り付けを行います。
不適当な選択肢です。
複層ガラスのかかり代は、特記によります。
特記が無い場合の目安として、かかり代は15mm以上とします。
掛り代10mmでは少なすぎます。
正しい選択肢です。
ガラスブロックの伸縮調整目地は、特記が無い場合は、6m以内ごとに幅10~25mmで儲けます。
正しい選択肢です。
ビニル床シートの張付けは、コンクリート下地の場合は施工後28日以上放置・乾燥してから行います。
なお、モルタル塗り下地の場合は施工後14日以上放置・乾燥してから行います。
正しい選択肢です。
湿気の多い箇所(浴室、洗面所、便所、湯沸室、厨房等)に使用する小ねじ等は、ステンレス製とします。
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03
建具工事、ガラス工事、内装工事に関する問題です。
正しい内容です。
バルコニーの建具工事と防水工事において、先施工、後施工はどちらの場合もあります。
不適当な内容です。
複層ガラス18㎜の場合、建具枠のガラス溝の掛り代は「15㎜」とします。
正しい内容です。
ガラスブロック積みでは、伸縮調整目地を6m以内ごとに10~15㎜幅で設けます。
正しい内容です。
ビニル床シート下地について、コンクリート下地は28日以上、モルタル下地は14日以上養生期間を設けます。
正しい内容です。
洗面所等の湿気が多い箇所で使用する小ねじはステンレス製とします。
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