二級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科4(建築施工) 問19

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問題

二級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(建築施工) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。
  • 屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。
  • 木部の素地ごしらえにおいて、穴埋めとして、合成樹脂エマルションパテを使用した。
  • 屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。
  • 屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、建築用下地調整塗材を使用した。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:正。

屋内の木部には、オイルステイン塗りが適してします。オイルステインは屋外には使用できません。

2:正。

合成樹脂調合ペイントは、亜鉛めっき綱面および鉄鋼面、木部に使用します。

3:正。

木部の穴埋めには合成樹脂エマルションパテを使用します。ただし、屋外では使用できません。

4:誤。

合成樹脂エマルションペイントは、コンクリートやモルタル、プラスター、せっこうボードに使用されます。

金属には使用できません。

  • 5:正。

屋外のモルタル面の素地ごしらえには、建築用下地調整塗材を使用します。

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02

塗料に関しては、主に下記の種類があります。

エマルション系(木部、コンクリート、モルタル、せっこうボードに適する)

水と樹脂を混ぜた塗料であり、鉄部やめっき面に使用すると錆びるため不適。

調合系(木部、鉄部、亜鉛めっきに適する)

アルカリ性に弱く、コンクリートやモルタルに使用すると劣化するため不適。

また、「オイルステイン」は耐候性が弱いため屋内の木部で使用する塗料で、「建築用下地調整塗材」は上塗りが付着しやすくするための材料(シーラー)のことです。

各選択肢の解説は下記のとおりです。

選択肢1. 屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。

正しい選択肢です。

オイルステインは耐候性が弱いため、屋内の木部で使用します。

選択肢2. 屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。

正しい選択肢です。

合成樹脂調合ペイントは、亜鉛めっき鋼面に適しています。

選択肢3. 木部の素地ごしらえにおいて、穴埋めとして、合成樹脂エマルションパテを使用した。

正しい選択肢です。

木部の場合はいずれの塗料とも相性が良く、合成樹脂エマルションパテを使用できます。

選択肢4. 屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。

不適当な選択肢です。

鉄骨面に合成樹脂エマルションペイント塗りを使用すると、鉄骨が錆びるため不適当です。

鉄骨面には、合成樹脂調合ペイントなどを使用します。

選択肢5. 屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、建築用下地調整塗材を使用した。

正しい選択肢です。

モルタル面の付着をよくするために、建築用下地調整塗材を使用するのは正しいです。

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03

塗装工事に関する問題です。

選択肢1. 屋内の木部は、オイルステイン塗りとした。

正しい内容です。

オイルステイン塗りは室内の木部に適しています。

選択肢2. 屋内の亜鉛めっき鋼面は、合成樹脂調合ペイント塗りとした。

正しい内容です。

合成樹脂調合ペイント塗は亜鉛めっき鋼面・鉄鋼面・木部に適しています。

選択肢3. 木部の素地ごしらえにおいて、穴埋めとして、合成樹脂エマルションパテを使用した。

正しい内容です。

木部素地ごしらえの穴埋めには、合成樹脂エマルションパテを使用します。

選択肢4. 屋外の鉄骨面は、合成樹脂エマルションペイント塗りとした。

不適当な内容です。

合成樹脂エマルションペイント塗は、「コンクリート・モルタル・プラスター・せっこうボード面」に適しており、鉄鋼面には適していません。

選択肢5. 屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、建築用下地調整塗材を使用した。

正しい内容です。

屋外モルタル面の素地ごしらえには、建築用下地調整材を使用します。

参考になった数3