二級建築士の過去問 令和4年(2022年) 学科1(建築計画) 問18
この過去問の解説 (2件)
最も不適当な選択肢は
「非常用の照明装置は、避難時にまぶしさを感じさせないように、間接照明とした。」
です。
非常用の照明装置は、直接照明とします。
間接照明は、均一で落ち着いた明るさの空間を演出できますが、ぼんやりとした明かりであり、細部をはっきりと照らすことができません。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
正しい選択肢です。
車椅子使用者の場合、一般的に自力で階段を下りることは困難なので、避難階段の踊場等に一時待避スペースを設け、そこに待避をすることになります。
なお、一時待避スペースの有効幅は、850mm以上とします。
正しい選択肢です。
廊下に設ける設備機器や備品などは、廊下の有効幅員を確保した上で、視覚障がい者が使う手すり等が途切れない位置に設けます。
また、消火器ボックスを壁埋込型にすることで白杖との干渉を防ぐことができます。
不適当な選択肢です。
非常用の照明装置は直接照明とし、床面が1ルクス以上の照度を確保できるものとします。
正しい選択肢です。
便所及び便房内では、聴覚障がい者に非常警報がわかるように、フラッシュライト等の光警報装置を設けることが望ましいです。
光警報装置の設置場所は、便房の戸を閉じた状態でも点滅が十分識別できる位置(トイレブース上部など)に設置することが望ましいです。
なお、光警報装置は白色光とします。
正しい選択肢です。
出入口の扉の全面をガラスとする場合や、出入口付近の壁面全面をガラスとする場合には、衝突防止シールや横桟等の衝突防止対策を設けることが望ましいです。
防災、安全のため、設計で配慮することを理解しましょう。
避難の速度は、健常者、車椅子使用者で違うので、記述の通りで正しいです。
壁埋込型の消火器ボックスにすることで、安全に避難できます。
視覚障害者はもちろん、健常者にも良いので、記述の通りで正しいです。
非常用照明は、直接照明にすることが法令で定められていますので、記述は誤りです。
音が聞こえない人には、光での認識ができる様に配慮することは望ましいので、記述の通りで正しいです。
避難時も含み、ガラスに衝突することも想定されるので、記述の対処は望まく、正しいです。
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