二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科1(建築計画) 問19
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問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科1(建築計画) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
建築設備等に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- NC−30 ―――― 全てのオクターブバンドで騒音レベルがNC−30曲線を上回っていることをいう。
- HEMS ―――― 住宅内の家電機器、給湯機器や発電設備等をネットワークでつなぎ、設備等の制御やエネルギーの可視化を行う技術である。
- SHF ――――― 空調機により空気に加えられる熱量又は空気から除去される熱量のうち、顕熱量の占める割合である。
- IP−PBX ―――― 従来のアナログやデジタル回線網とIPネットワーク相互間での通話を可能にする電話交換機である。
- BOD ――――― 生物化学的酸素要求量のことであり、水質基準を評価する指標の一つで、浄化槽設置区域では、放流水に含まれる上限値が定められている。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当な組合せは、
「NC−30 ―――― 全てのオクターブバンドで騒音レベルがNC−30曲線を上回っていることをいう。」
です。
NC値は室内の騒音の大きさを表しており、室内の騒音許容値を示す際に使われます。
NC−30の場合は、全ての騒音レベルがNC−30曲線を下回っていることを表しており、数値が小さいほど静かな部屋である事を示しています。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
不適当な組合せです。
NC値は、室内の騒音の大きさを数値で表したものです。
NC-30は全ての音域の騒音レベルがNC−30曲線を下回っていることを表しています。
正しい組合せです。
HEMSとは「ホーム エネルギー マネジメント システム」の略で、住宅内の家電や電気設備とつないで自動制御したり、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したりすることです。
正しい組合せです。
SHFは顕熱比のことです。
顕熱比SHF = 顕熱量 / ( 顕熱量 + 潜熱量 ) となります。
正しい組合せです。
PBXは、企業や家庭内で「内線電話」等のやり取りを行う電話交換機のことです。
IP−PBXは、インターネットを経由してPBXのやり取りが行える電話交換機で、パソコンと連動した機能を使うことができます。
正しい組合せです。
BOD(Biochemical Oxygen Demand)とは、生物化学的酸素要求量のことであり、水中の有機物が微生物によって分解されるときに必要な酸素量を表したものです。
BODは水質の基準を示す代表的な指標で、BODが大きいほど水が汚染されている事を示しています。
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02
省略された用語は、名称と意味を出題されることがあるので、理解しましょう。
NC-30は、NC-30曲線を下回っていることを言うので、記述は誤りです。
HEMSは、ホーム・エナジー・マネジメント・システムの略語です。
記述の通りのシステムですので、正しいです。
記述の通りで正しいです。顕熱比のことです。
アナログ回線の場合は、PBXと言われていましたが、IPネットワークがオフィス環境で使われるので、IP-PBXの電話交換機が採用されています。記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
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