二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科3(建築構造) 問5
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問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科3(建築構造) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような外力を受ける静定トラスにおいて、支点Bに生じる鉛直反力VBと部材AB、CDにそれぞれ生じる軸方向力NAB、NCDの組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直反力の方向は上向きを[+]、下向きを[−]とし、軸方向力は引張力を[+]、圧縮力を[−]とする。
- VB=+20kN NAB=0kN NCD=0kN
- VB=+20kN NAB=+5kN NCD=−20kN
- VB=+10kN NAB=+5kN NCD=+10√5kN
- VB=+10kN NAB=+10kN NCD=−10√5kN
- VB=+10kN NAB=0kN NCD=0kN
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この過去問の解説 (2件)
01
まず、10kNの水平力がかかる点をE点と仮定します。
ΣMA = 0 より、
10kN × 4m – VB×2m=0
VB = 20kN(上向き)
ΣY = 0 より、
VA + VB = 0
VA + 20kN = 0
VA = -20kN(下向き)
AB間~B点上部まで切断し、上側の部分のみでE点の曲げモーメントを考えます。
ΣME=0より、
NAB × 4m = 0
NAB = 0kN
C点下部~D点上部まで切断し、上側の部分のみでE点の曲げモーメントを考えます。
ΣME=0より、
NCD × 1m = 0
NCD = 0kN
以上より、
VB=+20kN NAB=0kN NCD=0kN
となります。
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02
10kNの水平力がかかる点を点Eと仮定します。
図に、VB(↑)を記入します。
ΣMA = 0より、
10kN×4m - VB×2m = 0
VB = 20kN(↑)
BD間の支点部分をF、AC間の支点部分をGとします。
AB間からBF間を切断し、軸方向力NABを記入します。
ΣME = 0より、
NAB×4m = 0
NAB = 0
CG間からDE間を切断し、軸方向力NCDを記入します。
ΣME = 0より、
NCD×1m = 0
NCD = 0
よって、VB = 20kN、NAB = 0kN、NCD = 0kNとなります。
本肢が正解です。
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