二級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科3(建築構造) 問4
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問題
二級建築士試験 令和4年(2022年) 学科3(建築構造) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような外力を受ける3ヒンジラーメンにおいて、支点A、Eに生じる鉛直反力VA、VEと水平反力HA、HEの値、B−C間でせん断力が0になる点のB点からの距離xの組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。ただし、鉛直反力の方向は上向きを[+]、下向きを[−]とし、水平反力の方向は右向きを[+]、左向きを[−]とする。
- VA=+5kN VE=+15kN HA=−4kN HE=+4kN x=2m
- VA=+5kN VE=+15kN HA=+4kN HE+4kN x=2m
- VA=+15kN VE=+5kN HA=+4kN HE−4kN x=3m
- VA=+15kN VE=+4kN HA=+5kN HE+4kN x=3m
- VA=+15kN VE=+5kN HA=+5kN HE−4kN x=4m
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は3です。
A点、E点の反力を仮定し、つり合い式を計算します。
VA(↑)、VE(↑)、HA(→)、HE(→)
ΣMA = 0 より、
5kN/m × 4m × 2m − 8m × VE = 0
40kN・m - 8VE = 0
VE = 5kN(↑)
ΣY = 0 より、
VA − 5kN/m × 4m + VE = 0
VA − 20kN + 5kB = 0
VA = 15kN(↑)
ΣMC右 = 0 より、
-VE × 4m - HE × 5m = 0
-20kN・m - 5HE = 0
HE=-4kN(←)
ΣX = 0 より、
HA + HE = 0
HA - 4kN = 0
HA = 4kN(→)
次に、B-C間でせん断力が0になる点xで切断し、鉛直方向のつり合い式を考えます。
VA − 5m × x = 0
15kN − 5x = 0
x=3m
以上より、
VA=+15kN VE=+5kN HA=+4kN HE=−4kN x=3m
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02
図に、VA(↑)、VE(↑)、HA(→)、HE(→)を記入します。
BC間
5kN/m×4m = 20kN
BCの中間に20kN(↓)を記入します。
ΣMA = 0より、
20kN×2m - VE×8m = 0
VE = 5kN(↑)
ΣY = 0 より、
VA - 20kN + VE = 0
VA = 15kN(↑)
ΣMC右 = 0より、
-VE×4m - HE×5m = 0
HE = -4kN(←)
ΣX = 0より、
HA + HE = 0
HA = 4kN(→)
VA - 5m×点x = 0
点x = 3m
よって、VA = 15kN、VE = 5kN、HA = 4kN、HE = -4kN、点x = 3mとなります。
本肢が正解です。
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