二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科3(建築構造) 問10

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科3(建築構造) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

木造建築物の部材の名称とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
  • 破風板:切妻屋根や入母屋(もや)屋根などの妻の部分に、垂木を隠すようにして取り付けた板材
  • 回り縁(ぶち):天井と壁の接する部分に取り付ける棒状の化粧部材
  • 飛梁:小屋組、床組における水平面において、胴差、梁、桁材に対して斜めに入れて隅角部を固める部材
  • 雇いざね:2枚の板をはぎ合わせるときに、相互の板材の側面の溝に、接合のためにはめ込む細長い材
  • 木ずり:しっくいやモルタルなどを塗るために、下地として取り付ける小幅の板材

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、

飛梁:小屋組、床組における水平面において、胴差、梁、桁材に対して斜めに入れて隅角部を固める部材

です。

この説明は、「小屋筋かい」に関する説明となります。

飛梁とは、柱同士をつなぐ梁材のことです。寄棟屋根においては小屋束を載せるための梁となります。

選択肢1. 破風板:切妻屋根や入母屋(もや)屋根などの妻の部分に、垂木を隠すようにして取り付けた板材

この選択肢は正しいです。

破風板とは切妻屋根や入母屋屋根などの妻の部分に、垂木を隠すようにして取り付けた板材のことです。

選択肢2. 回り縁(ぶち):天井と壁の接する部分に取り付ける棒状の化粧部材

この選択肢は正しいです。

回り縁とは天井と壁の接する部分に取り付ける棒状の化粧部材のことです。

選択肢3. 飛梁:小屋組、床組における水平面において、胴差、梁、桁材に対して斜めに入れて隅角部を固める部材

この選択肢は不適当です。

飛梁とは、柱同士をつなぐ梁材のことです。寄棟屋根においては小屋束を載せるための梁となります。

小屋組、床組における水平面において、胴差、梁、桁材に対して斜めに入れて隅角部を固める部材は「方づえ」といいます。

選択肢4. 雇いざね:2枚の板をはぎ合わせるときに、相互の板材の側面の溝に、接合のためにはめ込む細長い材

この選択肢は正しいです。

雇いざねとは2枚の板をはぎ合わせるときに、相互の板材の側面の溝に、接合のためにはめ込む細長い材のことです。

選択肢5. 木ずり:しっくいやモルタルなどを塗るために、下地として取り付ける小幅の板材

この選択肢は正しいです。

木ずりとはしっくいやモルタルなどを塗るために、下地として取り付ける小幅の板材のことです。

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