二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科3(建築構造) 問11

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科3(建築構造) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

木質構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 木ねじ接合において、木材を主材として、鋼板との1面せん断接合とする場合、有効主材厚は木ねじの呼び径の6倍以上とする。
  • ドリフトピン接合において、先孔の径は、ドリフトピンと先孔との隙間の存在により構造部に支障をきたす変形を生じさせないために、ドリフトピンの径と同径とする。
  • ラグスクリュー接合において、ラグスクリューが緩む可能性があるため、潤滑剤を用いてはならない。
  • 接着接合において、木材の含水率は20%を超えない範囲で、接着される木材間の含水率の差は5%以内とする。
  • 木造軸組工法の釘接合において、木材の木口面に打たれた釘を引抜力に抵抗させることはできない。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、

ラグスクリュー接合において、ラグスクリューが緩む可能性があるため、潤滑剤を用いてはならない。

です。

ラグスクリューとは木材に使用するための大型のネジのことで、特徴として頭がナット状になっています。

ラグスクリューの接合においては潤滑剤を用いて問題ないため、この選択肢は不適切です。

選択肢1. 木ねじ接合において、木材を主材として、鋼板との1面せん断接合とする場合、有効主材厚は木ねじの呼び径の6倍以上とする。

この選択肢は正しいです。

木ねじ接合において、木材を主材として、鋼板との1面せん断接合とする場合、有効主材厚は木ねじの呼び径の6倍以上とします。

選択肢2. ドリフトピン接合において、先孔の径は、ドリフトピンと先孔との隙間の存在により構造部に支障をきたす変形を生じさせないために、ドリフトピンの径と同径とする。

この選択肢は正しいです。

ドリフトピン接合において、先孔の径は、ドリフトピンと先孔との隙間の存在により構造部に支障をきたす変形を生じさせないために、ドリフトピンの径と同径とします。

選択肢3. ラグスクリュー接合において、ラグスクリューが緩む可能性があるため、潤滑剤を用いてはならない。

この選択肢は不適当です。

ラグスクリューとは木材に使用するための大型のネジのことです。

特徴として頭がナット状になっています。

ラグスクリューの接合においては潤滑剤を用いて問題ありません。

選択肢4. 接着接合において、木材の含水率は20%を超えない範囲で、接着される木材間の含水率の差は5%以内とする。

この選択肢は正しいです。

接着接合において、木材の含水率は20%を超えない範囲で、接着される木材間の含水率の差は5%以内とします。

選択肢5. 木造軸組工法の釘接合において、木材の木口面に打たれた釘を引抜力に抵抗させることはできない。

この選択肢は正しいです。

木造軸組工法の釘接合において、木材の木口面に打たれた釘を引抜力に抵抗させることはできません。

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