二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科3(建築構造) 問14

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問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科3(建築構造) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.4%以上とする。
  • 柱梁接合部において、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔が10cmの場合、接合部内の帯筋の間隔を15cm以下、帯筋比を0.2%以上とする。
  • 床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。
  • 梁の引張鉄筋比が、釣り合い鉄筋比以下の場合、梁の許容曲げモーメントは、引張鉄筋の断面積にほぼ比例する。
  • 鉄筋コンクリート造部材の曲げモーメントに対する断面算定は、一般に、曲げ材の各断面が材の湾曲後も平面を保ち、コンクリートの圧縮応力度が中立軸からの距離に比例するとの仮定に基づいて行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは

柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.4%以上とする。

です。

柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.8%以上とする必要があります。

選択肢1. 柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.4%以上とする。

この選択肢は不適当です。

柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、一般に、0.8%以上とする必要があります。

選択肢2. 柱梁接合部において、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔が10cmの場合、接合部内の帯筋の間隔を15cm以下、帯筋比を0.2%以上とする。

この選択肢は正しいです。

柱梁接合部において、その接合部に隣接する柱の帯筋間隔が10cmの場合、接合部内の帯筋の間隔を15cm以下、帯筋比を0.2%以上とする必要があります。

選択肢3. 床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。

この選択肢は正しいです。

床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする必要があります。

選択肢4. 梁の引張鉄筋比が、釣り合い鉄筋比以下の場合、梁の許容曲げモーメントは、引張鉄筋の断面積にほぼ比例する。

この選択肢は正しいです。

梁の引張鉄筋比が、釣り合い鉄筋比以下の場合、梁の許容曲げモーメントは、引張鉄筋の断面積にほぼ比例します。

選択肢5. 鉄筋コンクリート造部材の曲げモーメントに対する断面算定は、一般に、曲げ材の各断面が材の湾曲後も平面を保ち、コンクリートの圧縮応力度が中立軸からの距離に比例するとの仮定に基づいて行う。

この選択肢は正しいです。

鉄筋コンクリート造部材の曲げモーメントに対する断面算定は、一般に、曲げ材の各断面が材の湾曲後も平面を保ち、コンクリートの圧縮応力度が中立軸からの距離に比例するとの仮定に基づいて行います。

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