二級建築士の過去問
令和5年(2023年)
学科3(建築構造) 問13

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

二級建築士試験 令和5年(2023年) 学科3(建築構造) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

補強コンクリートブロック造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 床及び屋根が鉄筋コンクリート造であったので、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積を、60m2とした。
  • 2階建て、軒の高さ7m(1階の階高3.5m)の建築物に、A種の空洞ブロックを用いた。
  • 両側に開口部のある耐力壁の長さ(実長)を75cmとし、かつ、耐力壁の有効高さの30%以上を確保した。
  • 耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを300mmとした。
  • 耐力壁の端部において、縦筋に、異形鉄筋(D13)を用いた。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、

耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを300mmとした。

です。

 

補強コンクリートブロック造の耐力壁の鉄筋の定着長さについて、鉄筋系(13mm)の40倍とされています。

つまり、定着長さは13mm×40=520mm以上必要とされます。

また、フック付きだとしても30倍とされ、13mm×30=390mmとなることから300mmでは足りないこととなります。

選択肢1. 床及び屋根が鉄筋コンクリート造であったので、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積を、60m2とした。

この選択肢は正しいです。

補強コンクリートブロック造において、耐力壁の中心線によって囲まれた部分の水平投影面積は60㎡以下とする必要があります。
今回60㎡は正しい記述となります。

選択肢2. 2階建て、軒の高さ7m(1階の階高3.5m)の建築物に、A種の空洞ブロックを用いた。

この選択肢は正しいです。

A種ブロックを用いる場合は、各階階高は3.5m以内、階数2以下とし、軒の高さは7.5m以下する必要があります。

選択肢3. 両側に開口部のある耐力壁の長さ(実長)を75cmとし、かつ、耐力壁の有効高さの30%以上を確保した。

この選択肢は正しいです。

両側に開口部がある場合の耐力壁の長さは55cm以上とし、かつ耐力壁の有効高さの30%以上を確保する必要があります。

選択肢4. 耐力壁の端部において、横筋に用いた異形鉄筋(D13)は、直交する耐力壁の内部に定着させ、その定着長さを300mmとした。

この選択肢は不適当です。

選択肢5. 耐力壁の端部において、縦筋に、異形鉄筋(D13)を用いた。

この選択肢は正しいです。

耐力壁の端部において、縦筋に、異形鉄筋(D13)を用いることは問題ありません。

参考になった数0