クレーン・デリック運転士 過去問
平成31年(2019年)4月
問3 (クレーン及びデリックに関する知識 問3)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成31年(2019年)4月 問3(クレーン及びデリックに関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- ワイヤロープの心綱は、ストランドの中心にある素線のことで、良質の炭素鋼を線引きして作られる。
- 「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じである。
- ストランド6よりのワイヤロープの径の測定は、ワイヤロープの同一断面の外接円の直径を3方向から測定し、その平均値を算出する。
- 「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右上から左下へストランドがよられている。
- リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
ワイヤロープの心綱は、ワイヤロープの中心に入れて心にしたものです。
鋼心や繊維心などがあります。
2 . 正しいです。
「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じです。
3 . 正しいです。
ストランド6よりのワイヤロープの径の測定は、ワイヤロープの同一断面の外接円の直径を3方向からノギスで測定し、その平均値をミリメートルで表示します。
4 . 正しいです。
「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右上から左下へストランドがよられています。
5 . 正しいです。
リフティングマグネットは、電磁石を応用したつり具で、不意の停電に対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものがあります。
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02
ワイヤロープ及びつり具に関する問題です。
ワイヤロープやつり具の正しい知識をしっかり身につけていないと、大きな災害にもつながる内容なので、確実に覚えていきましょう。
ワイヤロープの心綱は、ストランドの中心ではなく、ワイヤロープ自体の中心にある鋼心などが挙げられます。
正しい記述です。
ちなみに「普通より」はロープのよりの方向とストランドのよりの方向が逆となるので、こちらも覚えておいて下さい。
正しい記述です。
ストランド6よりのワイヤロープの径の測定はワイヤロープの同一断面の外接円の直径をそれぞれ3方向から測定し、その平均値を算出して求めます。
正しい記述です。
ちなみに「Sより」は逆で左上から右下へストランドがよられているのが特徴です。こちらも覚えて下さい。
正しい記述です。
リフティングマグネットは電磁石を応用したつり具となり、急な停電などに対してつり荷の落下を防ぐため、停電保護装置を備えたものとなります。
ラングよりと普通より、ZよりとSよりは頻出問題なので、しっかり押さえておきましょう。
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03
ワイヤロープやつり具は、荷のつり上げや移動に不可欠な機器であり、その構造や特性、使用上の注意点についての理解は、安全作業の基本となります。
不適切な記述です。ワイヤロープの心綱(しんづな)は、ロープの中心に位置し、ストランドを巻きつける芯となる部分です。これは、ストランドの中心にある素線(ワイヤ)ではなく、繊維心(麻やポリプロピレンなど)または鋼心(独立ワイヤロープなど)が使われます。記述の「ストランドの中心にある素線」は誤った説明です。
適切な記述です。「ラングより」とは、ロープのより方向とストランドのより方向が同じである構造を指します。柔軟性が高く、摩耗にも強いという特長があります。
適切な記述です。ワイヤロープの直径測定では、同一断面を3方向から測定し、平均値を求める方法が一般的です。
適切な記述です。「Zより」とは、ロープを縦に見たときに右上から左下へストランドがよられている状態を指し、「右より」とも呼ばれます。
適切な記述です。リフティングマグネットは電磁石を利用したつり具で、停電時に荷が落下しないよう、停電保護装置を備えたものがあります。重要な安全対策のひとつです。
ワイヤロープやつり具の構造や名称、使用方法を正しく理解することは、機械運転や荷役作業における安全確保に直結します。特に心綱のような基礎的な用語の誤解を防ぐことが、事故防止につながります。
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