クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)4月
関係法令 問15
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)4月 関係法令 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、法令上、クレーンの玉掛用具として使用禁止とされていないものはどれか。
- ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ
- 直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ
- 伸びが製造されたときの長さの6%のつりチェーン
- 使用する際の安全係数が4となるフック
- リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン
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この過去問の解説 (2件)
01
選択肢1は誤りです。
ワイヤロープ1よりの間において、フィラ線を除く素線の数の10%以上の素線が切断しているものは、不適格なワイヤロープとされ、使用が禁止されています。
選択肢文では、11%の素線が切断しているので、使用してはなりません。
選択肢2は誤りです。
直径の減少が公称径の7%を超えるワイヤロープは、使用に不適格とされています。
選択肢文では、直径の減少が公称径の8%なので、使用してはなりません。
選択肢3は誤りです。
つりチェーンの伸びが、当該つりチェーンが製造された時の長さの5%を超えるものは、使用に不適格とされています。
選択肢文では、伸びが製造されたときの長さの6%なので、使用してはなりません。
選択肢4は誤りです。
フック・シャックルは、安全係数が5以上でなければ使用してはならないとされています。
選択肢文では、安全係数が4のフックなので、使用してはなりません。
選択肢5は正しいです。
つりチェーンは、リンクの断面の直径の減少が、当該つりチェーンが製造された時の当該リンクの断面の直径の10%を超えるものは、使用に不適格とされています。
選択肢文では、リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%であり、使用可能です。
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02
答えは(5)です。
解説
1.「ワイヤロープ1よりの間において素線(フィラ線を除く。以下同じ。)の数の11%の素線が切断したワイヤロープ」は使用禁止です。
ワイヤロープ1よりの間において、フィラ線を除く素線の数の10%以上の素線が切断しているものは使用が禁止されています。
2.「直径の減少が公称径の8%のワイヤロープ」は使用禁止です。
直径の減少が公称径の7%を超えるワイヤロープは、使用禁止とされています。
3.「伸びが製造されたときの長さの6%のつりチェーン」は使用禁止です。
つりチェーンの伸びが、当該つりチェーンが製造された時の長さの5%を超えるものは、使用禁止とされています。
4.「使用する際の安全係数が4となるフック」は使用禁止です。
フック・シャックルは、安全係数が5以上でなければ使用してはなりません。
5.「リンクの断面の直径の減少が、製造されたときの当該直径の9%のつりチェーン」は使用できます。
つりチェーンは、リンクの断面の直径の減少が、当該つりチェーンが製造された時の当該リンクの断面の直径の10%を超えるものは、使用してはなりません。
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