クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)4月
関係法令 問15
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)4月 関係法令 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの自主検査及び点検に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、巻過防止装置その他の安全装置の異常の有無について検査を行わなければならない。
- 1か月をこえる期間使用せず、当該期間中に1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を実施しなかったクレーンについては、その使用を再び開始した後30日以内に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。
- クレーンを用いて作業を行うときは、その日の作業を開始する前に、所定の事項について点検を行うとともに、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって行う荷重試験を実施しなければならない。
- 定期自主検査を行ったときは、当該自主検査結果をクレーン検査証に記録しなければならない。
- 1か月以内ごとに1回行う定期自主検査を実施し、異常を認めたときは、次回の定期自主検査までに補修しなければならない。
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この過去問の解説 (1件)
01
法令上、正しいものは
「1か月以内ごとに1回行う定期自主検査においては、巻過防止装置その他の安全装置の異常の有無について検査を行わなければならない。」です。
クレーンの自主検査や点検は、安全な作業を確保するために
法律で厳しく定められています。それぞれの選択肢を見ていきます。
この記述は正しいです。
法令では、定期自主検査の対象として、クレーンの主要な機能や安全装置の検査が求められています。巻過防止装置などの安全装置の検査も含まれており、これが適切に行われる必要があります。
この記述は誤りです。
法令では、1か月を超える期間使用しなかったクレーンを再び使用する場合、使用開始前に自主検査を行う必要があります。30日以内ではなく、使用開始前が正しいタイミングです。
この記述は誤りです。
作業開始前の点検は法令で求められていますが、つり上げ荷重に相当する荷重試験を行う義務はありません。荷重試験は特定の場合にのみ必要です。
この記述は誤りです。
定期自主検査の結果は、点検記録表や整備記録簿に記録する義務がありますが、クレーン検査証に記録する必要はありません。
この記述は誤りです。
異常が見つかった場合は、安全性を確保するために直ちに補修を行い、正常な状態に戻すことが求められます。次回の検査まで補修を延ばすことは認められません。
クレーンの自主検査は、安全装置を含むすべての重要な部品を定期的に確認することが求められています。また、異常があれば速やかに補修を行い、安全な状態で使用することが大切です。特に検査タイミングや記録義務についての法令基準をしっかり理解しましょう。
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